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配信:大紀元

 

【抜粋】
●オリーブの五つの利点
オリーブは核果で中心に硬い芯のある果実です。世界のオリーブの90%は食用油の抽出に使用され、米国市場でのオリーブの消費量は過去20年間で3倍に増えました。オリーブオイルを使用、あるいはオリーブ全体を食べること、いずれにも利点があります。

オリーブは一価不飽和脂肪酸が豊富であることに加えて、抗酸化物質、抗炎症性の植物栄養素も豊富です。抗酸化力が大変高いオレウロペイン、アピゲニン、ルテオリン、アントシアニジン、フラボノールなどのフラボノイド、没食子酸(もっしょくしさん)(別名:トリヒドロキシ安息香酸)が含まれます。一般的に、オリーブは約200種類の病気に役立ち、多くの健康上の利点があります。

1. 抗酸化
オリーブの苦みは、オリーブに最も豊富に含まれる抗酸化物質の1つであり、フリーラジカルを除去し、体組織への酸化による損傷を軽減することができます。

オリーブ抽出物は、低密度リポタンパク質(LDL、一般に悪玉コレステロールとして知られている)の酸化を防ぐのにも役立ちます。これらの酸化物は、特定の種類の心臓病を引き起こす可能性があります。オリーブは、さまざまな酸化ストレスを軽減し、体のあらゆる側面の代謝サイクルを保護することができます。

2. 心臓の健康に効果的である
オリーブは心臓の健康に特に効果があり、多くの種類の心臓病のリスクを減らすのに役立ちます。現在人気のある地中海式料理は、主な脂肪源としてオリーブを使用しています。
オリーブに含まれるポリフェノールは、いくつかの方法で心臓システムの健康をサポートします。

●高密度リポタンパク質(HDL、一般に善玉コレステロールとして知られている)を増加
●血栓性内皮機能障害を軽減
●酸化ストレスを防ぐ
●健康的な血圧レベルを維持する
●炎症レベルを下げる
●アテローム性動脈硬化症に関連する遺伝子の発現を有利に変化させる

3. 抗がん機能
オリーブには、強力な抗ガン効果があります。この成分は、癌細胞の増殖を阻害し、乳癌細胞の重要なエピジェネティック因子(DNA塩基配列の変化を伴わない、細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型)を変化させることにより、癌細胞のアポトーシス(自己破壊)を誘発します。近年の研究では、オリーブの苦みを、乳がんの予防と治療の薬としてどのように使用できるかが研究されています。


4. 上気道感染の日数を短縮する
オリーブ葉エキスにもよく知られた用途があります。オリーブオイルに含まれる重要なポリフェノールであるヒドロキシチロソールとオレウロペインは、抗ウイルス性、抗菌性、抗炎症性、抗酸化性を持っています。

免疫力の弱い高校生のグループにオリーブ葉エキスのサプリメントを飲ませた実験では、呼吸器感染症にかかった日数が28%減少しました。これは、オリーブの葉が感染の持続時間を短縮するのに役立つことを示唆しています。

5. 抗糖尿病
オリーブオイルの使用は、糖尿病のリスクを減らし、糖代謝を改善します。たとえば、ヒドロキシチロソールは、血中脂質とインスリン感受性を改善しながら、酸化と炎症を軽減することができます。