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配信:大紀元

 

1、コスタリカ:ココナッツ、ココア
椰子(ヤシ)は部位によって用途が異なります。胚乳部分はココナッツと呼ばれ、その水分(ココナッツミルク)には高レベルのビタミンB群、酵素、アミノ酸、ビタミンCが含まれています。

ヤシ油に含まれるフラボノイドおよびその他のポリフェノールは、フリーラジカルを防ぎ、血中コレステロールの酸化やがんを予防する抗酸化剤として機能します。

ココアには、緑茶や赤ワインよりも高いレベルのポリフェノールが含まれており、強力な抗酸化作用を発揮します。

研究によると、ポリフェノールが豊富なココアを頻繁に飲用することは、心血管疾患や高血圧、がんのリスクが軽減されると言います。


2、サルデーニャ島:タンポポ、ウイキョウ、イワシ
食用野菜としてのタンポポは栄養価が高く、ポリフェノールなどの抗酸化物質のほか、ビタミンAやCが豊富に含まれています。

それらの栄養素は、病気の原因となる酸化ストレスを減少させ、細胞の老化を遅らせることができるため、健康長寿に重要な意味を持ちます。

タンポポはまた肝臓を保護し、老化や病気のリスクとなる毒素を除去する肝臓のデトックスを補助するのに最適です。

ウイキョウ(茴香)は、野菜としてもスパイスとしても使えます。フェンネルという英語名で知られるハーブの一種でもあります。

ウイキョウは消化器系疾患に効果がある自然療法薬で、抗炎症性の食品でもあります。

また、善玉コレステロールを増加させ、悪玉コレステロールの酸化を抑制することで、コレステロール値に良い影響を与えます。ウイキョウはカリウム濃度が高いため、心血管系の維持にも役立ちます。

イワシはオメガ3脂肪酸、ビタミンD、セレン、ビタミンB12などの栄養素が豊富です。
オメガ3脂肪酸も、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを制御しますので、
心臓血管を維持するはたらきがあります。

3、日本:海藻類、ショウガ
日本人は、コンブやワカメなどの海藻類を非常に好んで食べます。日本の長寿県である沖縄では、郷土料理にコンブを多く使用すると言われています。

海藻を多く食べる日本人の食習慣と、がんや心臓病などの慢性疾患の抑制効果を結びつける研究が、日本と欧米との食文化の比較として世界でも注目されています。

多くの海藻類には、オメガ3脂肪酸や多価不飽和脂肪酸など、健康に資する脂肪酸を含み、心血管系に対する保護作用を有します。

さらに海藻は、がん抑制効果も期待される食材です。研究では、海藻を積極的に食べることが、がんリスクを軽減すること、特に閉経前女性の乳がん発症率の低下と関連することを示しています。

ショウガは、日本料理に独特の風味や味をつける上で欠かせない食材です。
しかし日本人は、ショウガを食材として使うだけでなく、健康効果の高い薬膳として活用してきました。

ショウガを少量ずつ頻繁に食べると、直腸がん、卵巣がん、肝がん、皮膚がん、乳がん、前立腺がんなど、様々ながんのリスクも低下します。ショウガの主要な成分であるギンゲロールは、多くの病気の症状を緩和するとともに、細胞の老化を遅らせます。

4、ギリシャ:ニンニク、オリーブ
ニンニクは、病気に対する強い治療能力を持っています。体に有害な細菌やウイルスを殺したり、血圧やコレステロール値を下げたり、血液の粘性を薄めて血栓を防いだり、さらにはがんの予防にも効果を発揮します。

ニンニクの主要な成分であるアリシンは、ニンニクを優れた「天然の抗生物質」にしています。それは、サルモネラ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、ピロリ菌などの有害微生物を殺し、増殖を抑えることができるからです。

オリーブの実とオリーブ油は、地中海周辺諸国の重要な食材です。この地域の人々は、心血管疾患およびがん発生率が低く、健康長寿で、平均余命も長い傾向があります。

オリーブは、オレイン酸とフェノール類が豊富で、いずれもコレステロール値を正常化するのに有益です。オリーブ油の成分は抗炎症作用を有し、閉経後女性の骨粗鬆症のリスクを軽減するとされています。

5、米カリフォルニア州:アボカド
アボカドは、人体に必要なビタミンK、E、カリウム、マグネシウムを提供します。

また、アボカドに含まれるビタミンCとE、ルテインには抗酸化作用があり、DNAの損傷を防ぎます。アボカドは体内の老化を遅らせるだけでなく、肌につけることで紫外線によるダメージを防ぎ、皮膚の老化を抑えることができます。