リンクはこちら↓
配信:週刊現代
手術支援ロボットと言えば米国のダビンチがあまりにも有名で、国内でも大学病院なら必ずと言っていいほど置いてあります。
依然としてダビンチのシェアが圧倒的なのですが、昨年、国産ロボットのヒノトリがデビューしました。
これまでダビンチは、用いられている技術がパテントでがっちり守られており、類似競合ロボが登場する術がありませんでした。
このパテントの数々が一昨年?期限を迎えたことから、20年越しの2番煎じとなって登場したのがヒノトリです。
上の記事で確認できますように、2番煎じらしく、ダビンチを超える技術が盛り込まれています。
アームの関節が多く、オペレーターの意図通り緻密に動かすことが出来ます。これは一例。
特に注目すべきは、商用5G回線を介して実施されたリモートオペ。なんとタイムラグ0.027秒とのことで、ほぼ”無い”のです。
これが実用化されますと、ゴッドハンドの手術を遠方でも受けることが出来ることになりますね。
もう一つ、こちらの記事でそうなのかあ、と思ったことは、ロボット手術による内視鏡手術は、術後の痛みが無い、ということです。
無い、というのは一つの表現でしょうが、あまり無い、でも凄い事です。
最近はお薬の高性能化で、随分と素晴らしい臨床データが出ています。
これは本当に喜ばしいことではあります。
ただもし、副作用や体に与える影響が少なく治る、それが手術によって実現出来るなら、それも一つの素晴らしいことですね。
「日本は手術が優先」みたいなことを、揶揄めいて言う方もおられますが、患者さんが命を選択する一つの手段として、技術が確立されていくことは素晴らしいそのものです。
おそらく、ヒノトリに続いて、日本でも米国でもロボットが登場してくると思います。良い競争による発展となりますよう願うばかりです。