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配信:ミクスオンライン
【抜粋】
アルカリ化療法剤に位置付けられるがん微小環境改善薬「DFP-17729」(開発コード)について、2025年を目途に承認申請し、25~26年頃からの収益貢献を期待していると述べた。末期のすい臓がんを対象に、化学療法との併用効果を検証中。開発に成功すれば、がん治療に用いる初のアルカリ化療法剤となる可能性がある。
末期すい臓がんを対象とした第2相臨床試験が22年秋に終了する予定。試験デザインの詳細は非開示としたが、化学療法剤にDFP-17729を併用した群と、化学療法剤単独群で延命効果をみているという。山川富雄常務執行役員(開発企画部担当兼創薬研究所長)はDFP-17729の第1相試験で「副作用はほとんどないと明確に証明されてきている」と説明。「DFP社の考えは、明らかな有意差が出ると期待して、厳しいすい臓がんでの試験をまず実施しているということと理解している」と話した。