がんプラス

 

【抜粋】

CLEAR(307)試験/KEYNOTE-581試験は、進行性腎細胞がん患者さん1,069人を対象に、「レンバチニブ+ペムブロリズマブ」併用療法とスニチニブ(製品名:スーテント)を比較した第3相試験です。主要評価項目は無増悪生存期間、全生存期間、副次的評価項目は奏効率などでした。

 

 全生存期間の解析の結果、「レンバチニブ+ペムブロリズマブ」併用療法は、スニチニブと比べ死亡リスクを34%減少させました。また、無増悪生存期間の中央値が、「レンバチニブ+ペムブロリズマブ」併用療法23.9か月、スニチニブ9.2か月で、病勢進行または死亡リスクが61%低下奏効率は、「レンバチニブ+ペムブロリズマブ」併用療法が71%、スニチニブが36%でした。

 

 「レンバチニブ+ペムブロリズマブ」併用療法で認められた発現率30%以上の副作用は、下痢(61.8%)、高血圧(51.5%)、疲労(47.1%)、甲状腺機能低下症(45.1%)、食欲減退(42.1%)、悪心(39.6%)、口内炎(36.6%)、蛋白尿(33.0%)、発声障害(32.8%)、関節痛(32.4%)でした。