配信:MONOist20210804
光電効果を用いて、効率よくがん細胞死を誘導する放射線治療法を開発:医療技術ニュース - MONOist (atmarkit.co.jp)
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がん治療における放射線治療は、細胞内分子のイオン化を引き起こすことで、DNAを切断してがん細胞の死を誘導する。従来の手法では、X線が直接DNAに作用することは少なく、細胞内の水分子がイオン化して発生する活性酸素によってDNAが切断される間接的な効果が多い。今回開発した方法はDNAのすぐそばで電子を発生させてDNAを切断するという直接的な効果を得られるため、酸素が少ないがんの中心部でも細胞死を誘導でき、放射線治療の効率向上が期待できる。
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細胞モデルでの実験成果です。
放射線治療の効果を高める薬剤の開発は、とても興味深いものがあります。
しきりにご紹介するKORTUCもそうですが、こちらもコストはそんなにかからないもののようですね。
医療費削減が国家の死活問題になってくるであろうこれからの日本。費用対効果がもっと重要視されても良いと思います。