「食物でコロナ対策」ケシカラン?「おまじない」の線引き #健康警察 (withnews.jp)

配信:withnews 2021.06.30

 

医療ジャーナリズムの典型パターンの一つですね。

免疫力なんて医療用語は無い、と言われていますが、がん医療では全盛期を迎えつつあり、それはこの方が知らないわけがないと思いますが。

医療ではありませんが、免疫力でのトクホ承認、最近ではキリンさんが取得していますが、あれは何なんですかね。

この方の言われることは非科学的で、著者さんの主義・思想に過ぎないと思います。

 

さて、医療ジャーナリズムの方向性は、医学・薬学以外のものは「エビデンスが無い」などとして、効果が無いと断じるもが多いのですが、なぜそのようになるかと言えば、決して医療という権益保護の精神が強いというわけではなく、医療はハードウェアのようにノウハウの蓄積によって進歩を遂げるものだからだと私は思っています。

それを培っていくには、効く食べ物、などを介在させてはならないのです。

 

例えば、Aという新しい抗がん剤の治験で、治験中の対象者が、どうもがんに良さそうだぞ・免疫力が上がりそうだぞ、という食べ物を食べている人がいると、Aの効果によってがんに効いているのか効いていないのかわからなくなってきます。そうなると、結果はがあてにならなくなりますね。

 

病気の治療で体力が落ちるものですから、うちの商品を栄養補給に飲まれている方が結構います。

以前、柏のがんセンターにかかっている、うちの商品のユーザーさんから「主治医に飲むな、と言われたのだけど、どうしましょう。」という相談がありました。お医者さんの言う通りにしてください、ということになったのですが、よく聞くと、上の例え話に似た構造が働いていました。

主治医のお医者いわく、純然たる標準治療による治療成績が記録出来なくなるから(うちの商品)飲むのをやめろ、と言われるわけです。

 

その時は、少し頭に来たんですね。

患者さんの命のために、と言うならまだしも、うちの商品が効いてもらっては困るから飲むな、と言われているように感じたからです。

お医者にとって一人の患者さんは1/1000かも知れませんが、患者さんご自身にとってはたった一つの大切な命ですから、それを治療の”出来”を正確に測るために使うなんてもっての他だ、と。

今でもその思いはありますが、こうも思いますね。

がん医療のこの標準治療というものは素晴らしい医療です。

これで治らなければ仕方ない、というほどまでレベルが上げられているものとしてよいと思います。

それを発展させるためなら、まあ仕方ないのかと。

もちろん、うちの商品には自信がありますし、客観的データに裏付けられた「利点」もありますから、医療にかかりながら飲んでもらって間違いないものです。

ただし、お医者様の言うことはちゃんと聞いてください、ということにしよう、と。

 

話が飛んでしまいましたが、そういう内情ということにすれば、このような医療ジャーナリズムは受け入れることが出来ます。

しかし、そこまで偉そうに言うなら、早く新型コロナもがんも医者に行けば治るようにしなさいよ、と言いたいですね。

そうなれば、食べ物であれこれ悩む必要もないのですから。