配信:富山大学 2021.04.13
乳がんの治療で、化学療法を実施するとかなりの高確率で発生する副作用が脱毛です。
多くの方がウィッグなどで対応されています。
こちらの富山大学病院が導入したシステムは、約3割の患者さんがウィッグを使わなくてもよくなるというものです。また、もしウィッグを使用したとしても、早期に使用しなくてもよくなるようです。
抗がん剤投与前に、クーリングキャップという冷却用の帽子をかぶり、頭全体を冷却します。頭皮冷却によって血管が収縮し、抗がん剤成分が毛髪にまで届かなくなることで脱毛が抑えられるという仕組みです。
広く全国的に普及することを望んでいます。