AI活用の「電子の鼻」、がんの有無を90%以上の精度で判別 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

配信:フォーブス 2021.06.20

 

【抜粋】

研究チームは、卵巣がんの患者20人と、非がん性の卵巣腫瘍の患者20人、そして腫瘍が全くない被験者20人から検体を採取した。検証の結果、「電子の鼻」は95%の精度で卵巣がんの検体を判別できることがわかった。

さらに、同じツールを用いて、すい臓がんの検体と対照群の検体についても同様の実験を行ったところ、90%の精度で判別が可能だった。また、少数の前立腺がんの検体を用いて、最近行われた別の実験でも、同様の結果が導き出された。

「研究はまだ初期段階だが、結果は非常に有望だ」と、この研究発表の主著者で、ペンシルベニア大学教養科学大学院教授(物理学・天文学)のA・T・チャーリー・ジョンソン(A. T. Charlie Johnson)博士は語る。さらにこのツールは、一部の検出システムで課題のひとつとなっている「がんの早期発見」が可能な点でも、特筆すべきものだ。

 

すごい技術です。最近、乳がんの有無をかぎわける犬が話題となっていますが、まさにその臭いによるがん検診が可能になる時代が、おそらくやってくるでしょう。

他の血や尿から調べるものと併用すれば、結構な精度で検出可能なのではないでしょうか。

記事中にあるように、健康診断でやればよいのです。

尿検査、血液検査は普通にやりますし、この体から出る空気(息でOK?)でも出来るようになれば素晴らしいですね。