再発/難治性濾胞性リンパ腫にCAR-T療法キムリア、ピボタル試験にて完全奏効率66%を示す | がん情報サイト「オンコロ」 (oncolo.jp)
【抜粋】
ノバルティスファーマ株式会社は、再発/難治性濾胞性リンパ腫患者を対象にCAR-T細胞療法であるキムリア(一般名:チサゲンレクルユーセル、以下キムリア)の有効性と安全性を評価した第2相ELARA試験の主解析の結果を発表した。
有効性評価の対象とされた94人の追跡調査期間中央値は11ヶ月における結果は、主要評価項目である完全奏効率(CRR)は66%(95%信頼区間:56~75%)であり、全奏効率(ORR)は86%(95%信頼区間:78~92%)であった。また、6ヵ月時点の完全奏効例における奏効維持率は94%(95%信頼区間:82~98%)で、6ヵ月時点の無増悪生存率(PFS)は76%(95%信頼区間:65~84%)を示した。なお、今回の解析には、前治療歴が多数あり、複数の前治療を受けたにもかかわらず再発を繰り返すか難治性となった高リスクの患者も含まれている。