コーヒーに「がん予防」効果はある? 意外な健康効果と、もっとも大切な考え方【医師が解説】 (2021年6月15日) - エキサイトニュース (excite.co.jp)

 

【抜粋】
厚労省の研究班(主任研究者:津金昌一郎 国立がんセンター予防研究部長)によるもので、40~60歳代の女性約5万9千人に対して、15年間追跡調査を行い、コーヒーを飲むのが週に2日以下というグループに対して、毎日3杯以上のむというグループでは、子宮体がんになるリスクが約6割減少していたという結果の報告があります。

ちなみに、毎日1~2杯というグループでも子宮体がんのリスクが、約4割減少していました。

 

肝臓がんとコーヒーとの関係に関するものがあります。この結果では、男女を問わず肝臓がんのリスクは、コーヒーを飲む習慣がない方に比べ、毎日1~2杯飲む方は約半分に、毎日5杯の方では約1/4に減少することが報告されています。

 

今回のような調査結果の他に、「コーヒーが膀胱がんのリスクを上げた」という結果や、「血圧が上がる」「胃が荒れる」という健康への悪影響を示唆する結果が報告されているのも事実です。

 

今後、色々な研究が進むにつれて、コーヒーに含まれている成分ががんの発生や予防に影響を与えることが明らかになっていく可能性は十二分にあります。でも、「健康増進のために、コーヒーをがんばって飲むぞ!」というのは、少し違うとも思います。