「コロナに効く食品は見当たりません」 健康情報と正しく付き合うには|医療・コロナ|セレクト記事|京都新聞 (kyoto-np.co.jp)
有料記事のため、深く読むことは出来ませんが、だいたいわかります。
なんなんでしょうね「医療以外ダメ」のこのジャーナリズムは。
ここで言う「コロナに効く」というのは、コロナウィルスを直接的に破壊したり、ウィルスが体内で広がることを抑えたりすることでしょう。そのような食品が見当たらないことをもって、「食品はコロナに無駄」だから「変な出費はやめて」という消費者保護のキャンペーンにすり替わるわけです。
しかし、例えば納豆がよく売れているようですが、コロナを殺菌する食べ物として消費者は期待しているのですかね。もちろん、そういう人もいますが、コロナに感染したとしても重症化しないようにいわゆる免疫力を良い状態に保っておきたい、から売れているわけですね。ワクチンや対症のお薬の代替として納豆を食べるわけではないですよ。
さて、ではなぜこのようなジャーナリズムが発生するかと言うと、ひとえに、医療の正義を盲目的に信じる人たちによる、医療保護のためです。
たとえ食品が、コロナに直接的な影響を及ぼすことが無いとしても、その食品によって体調が良くなっている人、というのは、医療にとっては「普通の人」ではないのです。そういう健康状態が良化された人をモデルとした薬剤の効き目=臨床試験というのは、正確なデータが取れないということになるからです。
ただ、このことは悪だとは思いません。医療は発展すべきだからです。
しかし、それならそうと、明確に理由を述べてもらいたいのものです。
「医療の発展のために、食品による栄養改善はやめてください。医療の純粋な効果としての正確な臨床結果がとれませんから。」と。
医療という権威が食品を敵のように扱うことで、どれほどの商業的ダメージを受けるのか、もう少し考えてもらいたいのです。毒を提供しているわけではありませんからね。