日経メディカル 210606
【抜粋】進行非小細胞肺癌(NSCLC)でPD-L1の腫瘍細胞における陽性率(TPS)が1-49%の患者の1次治療として、抗PD-1/PD-L1抗体と化学療法の併用療法は、免疫療法薬(IO)の単剤療法と比べて、65-74歳、ECOG PS 1などを含むほとんどのサブグループで全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を延長する可能性があることが、米食品医薬品局(FDA)の探索的な統合解析から示された。ただし、75歳以上の患者は治療選択肢にかかわらず同様の転帰となった。6月4日から8日にオンラインで開催されている米国臨床腫瘍学会(ASCO 2021)で、FDAのOladimeji Akinboro氏が発表した。