どんな「がん」でもリハビリ大事 体の機能低下を防ぐ|NIKKEI STYLE

 

2006年に成立したがん対策基本法です。そこには「がん患者の療養生活の質の維持向上」が明記され、がんの診療には生活の質(QOL:Quality of Life)をしっかりとサポートすることが求められたのです。つまり、痛みや精神・心理的な問題、身体機能の低下や障害が出る問題、進行したがんの患者さんに見られるがん悪液質(下記コラム参照)の病態になるなど、患者さんを取り巻くいろいろな問題をサポートする必要があり、その一環としてリハビリが行われています。

 

「元気があれば治療も進む」なんて言うと軽すぎるのですが、実際、そうでしょう。

抗がん剤に耐えうる体力を養うことや、失った体力を取り戻すことこそ大事で、リハビリはもちろんですが、食事も重要です。