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櫻葉暦 ~sakurabakoyomi~

嵐さんだいすき! 櫻葉だーいすき!
主に、櫻葉妄想小説が入っております。
BLに寛大な方のみ、お進みください。
完全自己満足のひとり遊びですが
ご一緒に楽しんで頂ければ嬉しいです♪

 

 

 

「…翔くん、あれはダメだぁ」

 

 

難しい顔をした智くんがそう告げて

途端にその場の空気が重くなる。

通常、セットチェンジの待ち時間は

その日のゲストも加わったりして

皆で和やかに過ごすことが多いが

この日は珍しく智くんが人払いして

急遽、五人での時間となった。

 

 

 

「えっとそれは具体的には…?」

 

 

 

何を指摘されているのかは

聞かずとも承知の上だけれど

智くん的に何が最もアウトだったか

知りたがる俺もドMの仲間入り?

 

 

 

「…具体的も何も、全部ダメ」

 

「ええーっ!?」

 

「あんなのくみ取ったらダメだし

 抱き合って背中叩いてる時も

 タイミング合いすぎてたから」

 

「あ…」

 

「あそこまで特別感出したら

 見る人が見たら即バレるよ」

 

「でも、あの場合どうすれば…」

 

「ずっと『は?』って繰り返して

 それで終わりでよくね?」

 

「…タイムオーバー狙い?」

 

「そ、誰も不思議に思わないし

 無難に流せてたと思うよ」

 

「そっか… ごめん…」

 

 

 

そう指摘されればそんな気もして

うなだれて深々と頭を下げると

智くんの厳重注意の矛先が

今度はニノへと向けられた。

 

 

 

「…ニノも悪いからね」

 

「はぁ~!? 何で私が!?」

 

「ツッコミ、手ぇ抜いてた!

 素で『スゴイよ!』って

 繰り返してただけじゃん」

 

「あんなの見せつけられて

 急に何か言えると思う?」

 

「そこはニノは相葉ちゃんの

 ツッコミ担当なんだから

 ちゃんと仕事しようよ」

 

「何その相葉さん担当制度…

 いつの間に出来たのよ?

 リーダーも担当あんの?」

 

「うん、スイーツ」

 

「…じゃあJは?」

 

「買い物」

 

「翔ちゃんは?」

 

「主に夜の愛…」

 

 

 

しれっと爆弾発言しかけた

智くんの口を慌てて塞ぎ

雅紀の様子を伺ってみると

「しゅん」と聞こえてきそうな

うつむき加減で座っている。

 

 

「頼む!くんでくれ!」の願い通り

奇跡的に正解を得られたのに

何故、説教される状況になったか

よく理解出来ていないのだろう。

そんな姿も超絶可愛いというのに

智くんの追及は容赦なかった。

 

 

 

「…それから相葉ちゃん」

 

「なっ、なぁに?」

 

「翔くんっていつもあの角度で

 チューしてくんの?」

 

「え…」

 

「見慣れてるからうっかり

 ああやって作ったんじゃね?」

 

「そ、そぉなのかな…?」

 

「そうに決まってんでしょ

 試しに昨日のチュー思い出し…」

 

 

 

俺はとっさに再度智くんの口を塞ぐ。

これ以上、誘導尋問を続けられたら

雅紀が何を口走るかもわからず

説教のネタを増やされかねない。

 

 

それに智くんの鋭い読み通り

確かに俺らの定番スタイルだ。

最初、座ったままで見た粘土は

意味不明な残骸に思えたのに

立ち上がった瞬間、急に鮮明に

キス直前の熱がよみがえった。

それに気づいてしまったらもう

ボケも何も一切思い浮かばず

つい正直に答えてしまって…

 

 

 

「翔くん反省してねーだろ!」

 

 

 

うっかりニヤケていたらしく

俺の指先にカプリと噛みついて

拘束を逃れた智くんが言い放つ。

 

 

 

「…あっ、反省してますしてます!」

 

「マジでか?」

 

「マジです!何なら二人分!

 雅紀の分もまとめて合算で!」

 

「そんじゃ、時間まで正座ね」

 

「えぇーっ、それはやめて!」

 

 

 

この後まだ体動かすんだよ!

足の痺れるような事は勘弁してと

智くんにやいやい掛け合ってると

それまで黙り込んでいた潤が

おもむろに口を開いた。

 

 

 

「…ねぇ、俺のカマキリは?」

 

 

 

見るからに不機嫌なその一言で

かなり軟化し始めていた空気が

また一気に凍りつく。

潤の存在感は相変わらずだけど

メンバー威嚇してどうすんだよ!

…と思ったのも束の間

その後に続いた言葉は

随分と可愛らしいものだった。

 

 

 

「…相葉くんだけズルくない?

 あんなチュロスみたいな唇で

 くみ取ってもらえるなんてさぁ…

 だったら俺のカマキリだって

 誰かわかってくれてもよくない?」

 

 

 

 

一見、不機嫌に見えていたのは

拗ねていたからだったらしい。

何だよ、可愛いなぁと思っていると

「チュロス!」と智くんと雅紀が同時に

素っ頓狂な声を上げた。

 

 

智くんは相当ツボだったようで

体を折り曲げて笑っている。

逆に雅紀の方はわなわなと震え

さらに落ち込んでしまったようだ。

さてこれはどうしたものかと

思案しかけた時、幸か不幸か

収録再開の声がかかった。

 

 

まだブツブツと不満そうな潤が

真っ先に部屋を後にし

未だ笑いのおさまらない智くんが

ニノに引きずられていく。

そうして二人きりになった瞬間

雅紀が瞳を潤ませて俺を見た。

 

 

 

「…しょ…ちゃん…」

 

 

 

パクパクと開閉する口からは

後の言葉が出てこない。

それでも、こんな時にでも

大体の心情がくみ取れるのは

愛情のなせるワザなのだろう。

 

 

 

「だよなぁ、ヒドイよな…」

 

 

 

恋人専用の笑顔でそう返せば

安堵したように雅紀が身を寄せ

遠慮がちに俺の服の端を掴む。

そんな様子がまたいじらしくて

ドアの死角へとそっと移動したが

胸の内を正しくくみ取れるのは

俺の方だけじゃなくて…

 

 

 

「…だめ、まだ仕事中だよ?」

 

 

 

ほんの僅か、首を傾けただけで

キスを願う下心を読まれてしまう。

ついっと軽く指先で押し返されれば

秘めた欲情をより一層煽られて

もう抑えが効かなくなった。

 

 

 

「今から頑張るから、だから先に

 ご褒美ちょうだい?」

 

「………」

 

「チャージしないと収録もたねー!」

 

「ほんとに…」

 

「うん?」

 

「ほんとに二人分、反省してくれた?」

 

「したした、しまくりましたっ!」

 

 

 

 

たまらず引き寄せた細腰を

強く抱きそうになった途端

するりと逃げられてしまう。

それでも一瞬だけ、唇を盗み

僅かながらも飢えを満たして

名残り惜しく指を絡ませる。

 

 

 

「…智くんには注意されたけどさ」

 

「うん… そだね…」

 

「キスしか浮かばなかった」

 

 

 

ぱちくり、とでも言わんばかりに

黒い瞳をまるく見開いた後で

愛しい人が恥じらってうつむく。

そんな可愛い姿を見せられれば

たちまち理性など吹っ飛んで

「もいちど確かめさせて?」と

耳元に口づけるようにして囁いた。

 

 

 

ドアの外、早く来いと呼ぶ声が

他人事のように遠く聞こえる中

いそいそと顔を近づければ

あと一歩…というところで

雅紀がクスッと笑い声をたてる。

 

 

 

「ちょ…今いーとこなんですけど!」

 

「だぁってぇ…」

 

「何?」

 

「ほんとにこの角度なんだね」

 

「だから確かめてんでしょ?」

 

「ふふ、みんなにバレちゃったね♡」

 

 

 

あーもう、どうしてくれよう

何でこんなに可愛いんだよ!

真っ赤になった顔を両手で隠し

指の間から見上げてくる姿に

手も出せず、立ちつくしていると

ふいにガチャリとドアが開いた。

 

 

 

 

「…マジで正座させるよ?」

 

 

 

 

隙間から顔をのぞかせた智くんが

ぼそりと一言だけそう告げると

またドアを閉め、行ってしまう。

途端、一気に緊張感を取り戻して

雅紀と二人、慌てて部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

       ~ Fin ~

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚

 

 

 

 

 

 

こんばんは、micaと申します。

もはや、「はじめまして」とでも

ご挨拶した方がいいくらい

驚異的に間をあけての投稿…

「あっ、この人生きてたの?」と

思われた方、その記憶力に

感謝カンゲキでございます。

 

 

親子で携帯を変えた際、ついに

子もすまほんデビューとなり

そのあまりの多機能活用ぶりに

ビビってしまったアナログな母。

ブログにも手を出しづらくなり

やむなく放置の日々…

 

 

他社に引っ越す能力もなく

静かに消滅しかけていたのに

ひっさびさに自分のブログを

見てみたら、何故か色味が抜け

しっろーいブログになっていた!

 

 

ぎゃーっ、何ですかこれは!

更新しないとデザイン没収?

消えつつあったブログでも

勝手に変えられてしまうと

それはそれで淋しいもので

意地になって更新チャレンジ。

 

 

ちきしょー!みてろよ!

まだ生きてるからな!と青筋立て

(↑誰と戦ってるんだ…?)

内容は二の次三の次で生産。

これだけネタが豊富な時期に

遅れ気味な話題で失礼します。

テレビ妄想の「キミの罪」ですが

16で合ってるのか不明なまま

垂れ流してしまうあたりも

相変わらずのテキトーぶり…

 

 

 

また見て頂けるものなのか

ドキドキ挙動不審になりつつ

覚えていてくださった方には

心から感謝を込めて

 

 

 

 

 

 

mica