旅の記録帳 @鹿児島県 枕崎市 鰹節工場 | パンと家庭料理教室パポタージュのブログ

旅の記録帳 @鹿児島県 枕崎市 鰹節工場

枕崎 鰹節

鹿児島2日目(1日目は後日まとめてレポートします)
いつかこの目で本物をと願っていたら叶いました!!
念願の『鰹節工場』の視察からスタート。
日本の誇れる食材であるかつお節、根本をお勉強したくって
(出汁のひき方も自己流だし、先日の映画 千年の一滴を
みてからも興味津々で)枕崎の『的場水産さん』へ伺いました。

かつお節ね...ふむふむと。
データをみますと
日本で一番多くのかつお節を生産しているのは、
鹿児島県の枕崎市4割と指宿市山川3割だそうで、
枕崎と指宿市山川には合わせて約90軒のかつお節
の工場があるんですって。

どうりで、街全体がお出汁のいい香り。
ところが...前日食事をしたカウンターの隣に居合わせた
学校教師(柔道顧問だが、offなのでかなりの酔っぱらい)
の先生曰く、「明日はくさいぞー」って!!
でも、全くもって平気ですよ先生w

さて、工場へ入る時には耳まですっぽりとキャップを
かぶっての徹底した衛生管理の上、見学スタート。
思わず声が出る程の仕事場は想像以上の人...
たくさんの方が働かれいました。
オートマチックではなく人間の目と感覚で鰹が選別され、
どんどん鰹がさばかれていきます。

雌節、雄節になっていくわけですね。

たくさんの行程を経た鰹は、乾燥を何度も繰り返し最終的
にはやっぱり職人さんによる見事な選別。
サイズ、重さ、色、音と 乾燥具合によっても味が変わるそう、
口に入るところまでを見越した職人技は圧巻です。

職人さんお仕事中失礼します!!
お話するとくしゃっと笑顔になってくださり、とても気さくな
雰囲気に、でもすぐに職人の顔にがらりと変わります。

卸先さんが求めるかつお節をつくるのもお仕事、だからこそ
一本一本を見極められる職人さんが必要なんですね。

枕崎 鰹節

工場の外には、燻す為に使う薪がたくさん。
何度も焙乾(燻したり乾かしたり)が繰り返されようやく「荒節」
の完成です。町は煙突がたくさんみられ、燻したときの煙が
あちらこちらで上がっていたのも印象的でした。

枕崎 鰹節

ここで終わりではないですよ。
写真は、更にカビ付け中。最低でも半年かかって、
あの上品なお出汁がひける「本枯れ節」が完成します。

本枯れ節 工場

とにかく長い時間を要したからこその最高作品ですね!!
宝石のよう...


枕崎 鰹節

最後には「世界一固い食品」と言われる存在にまで!!
凄いな鰹さん、あなたは日本の誇りです♡

的場水産さん、お仕事中の貴重な時間をありがとうございました。


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