新年に入ったので新しくチャレンジ。



2年前、僕が中学生の時に、家族で東京へ旅行に行ったんですよ。

んで、まず初日は伯父の家がすぐそこにあることもあって、アカサカサカスに行きました。

大好きな水川あさみさんに握手してもらえたりとハッピーな午前中を送り、昼ご飯を食べて、そのあと親がトイレに行ったので、僕は先に店を出て、その店が入っているビルのイスに腰掛けてたら、


なんかピンク色のスーツを着たオジサンがピンク色のリムジンの上に乗って何やらマイクで演説してまして。


何してるんかな?と思ってビルを出て見にいったら、どうやら演説をしているのではなく、皆既日食を見ているらしいんです。


だれも耳を傾けてさえいないのに一人で「あ!?今皆既日食見れましたよね!?」



僕が上を見ても空は曇天。



「あ!?また出た!!また見れた!!!!」



曇天。



「お!またうっすらですが見れました!!」



小雨。



すると、車の中から秘書らしき人が出てきて、何やら告げると、


「さぁ、そろそろお時間が来てしまったようです。どうでしょうか?皆様は皆既日食見れましたでしょうか?え?見れた?いいえ、あなた方には見えていません。でも!!!私には見えました!なぜなら、私は正義を尽くしてきたからです!!これまでの行動が報われたのです!!どうやら、次の皆既日食は50年後ぐらいとのことです。私は今60歳です。おそらく次の皆既日食も見れるでしょう。またその時、心がきれいになった皆様とお会いできたら光栄です。では、今日はこの辺でさようなら。」



大雨の中ピンクリムジンはゆっくりと走り去って行きました。



京都に帰る日、僕は叔父に呼ばれて家族で食事に出かけました。場所は赤坂です。



あまり遅い時間ではなかったのでまだまだ人通りもかなり多かったです。


そして、ある居酒屋の前を通るとある日のピンクリムジンが。



あれだけ正義を尽くしていると言って駐禁とられてました。



もちろん、これは本当の話です。