コメントで、二つの質問がありました。

質問は、多くの受験生の共有のテーマでもあると思いますので、

記事として答えてみたいと思います。


今回は、一つ目の質問。

「ノートを作るべきか?」


ノートと一言で言っても、色々あります。


①予備校の講義、特に生講義を受講している人が、

講義の中で、講師が喋ることを、

復習の際に自分に分かるように最小限度のメモを取ったノートは、当然必要でしょう。


②問題文を見て、図表をノートに書いて事案を把握するためのノートは、

法律学を学ぶ上で必須の技術です。

「AがBに不動産を売買し、登記未了のうちにAをCが相続し、さらにDのための抵当権を設定した」

等という文章に対して、権利関係や時系列を正確に表す図表を書くことができる力は、

本試験でも欠かせません。


③まとめノート (質問者の意図は、これと思われる)

これは、絶対に作ってはいけません。

基本書の丸写しみないなものを自分でノートに書いて満足している人は、

この試験、まず受かりません。

どうしても作りたい人は、

「まとめノートを作っている時間は学習時間ではない」

ということを肝に銘じた上で作ってください。


丁寧にまとめたものが欲しければ、「択一六法」という教材が売っています。

大変美しくまとまっており、行政書士試験の合格点を取れないレベルの人には、

あれ以上のまとめノートを作る技術は絶対にありません。

ノート作りなんて時間の無駄ですから、どうしてもまとめ教材が欲しければ、

択一六法を買いましょう。



とはいえ、ノートを作りたくなる人の気持ち、

私も全く理解できないわけではありません。


私自身、以前に独学でドイツ語を学習したのですが、

その時は、ノートを作りました。

何度もノート、というよりは紙に書いては捨てて、の繰り返しで、

ドイツ語を習得しました。(といっても基本中の基本のみですが…)

書く、という方法論が機能する分野もあります。


小学校、中学校の勉強では、やたらとノートを作らされました。

勉強をカタチにしなければ、先生に評価してもらえなかったのです。

私は大変不真面目で、ノートなんて作らなかったので、

いつも先生に怒られていました。


この、「勉強したことをカタチにする」、という発想を、

法律の資格試験受験においては、まず捨てないといけないのです。

「書かないと分かった気がしない」、という人は、

まずその発想から変えましょう。


もちろん、受験勉強がある程度進んだ人が直前期に作るノートに関しては、

否定はできませんが、私の提唱する方法論なら、直前期ノートさえ不要。