自分のことしか考えてない。


この地震が起きて、心配になって、

もう連絡はしないと決めていたんだけど、

心配で心配でどうしようもなくて、

思わず半年振りくらいにメールをして、

大丈夫だよって返事が来て、すごく安心して、

そしたら、そっちは大丈夫?ってきかれた。


返事はしないでいようって思った。

あの人の無事が分かっただけで安心して、満足したから。

もうあの人と連絡を取りたくなかったっていうのもある。

けどきっと、返事がないのを心配してほしかったのもある。


夜中ずっと眠れなくて、

揺れてないのに揺れてる気がして、

過呼吸とパニック発作、軽かったけどすごく心細かった。

メールをなんども読み返した。

それで、返信した。


4時過ぎだったのにあの人は返事をくれてすごく落ち着いたんだけど、

メールの最後、「いざとなったらあいつもいるしね」って、

そう書いてあるのをみてわたしはどうしようもなく悲しくなった。

そうか、そうか、もうわたしに会いに来てはくれないのか、って。

どこかで、心のどこか片隅でずっとずっと期待していた自分に気付いた。

わたしを心配して会いに来てくれるんじゃないかって、思ってた。

けど、もうあの人はわたしには会いに来てはくれないんだって、

思い知らされた。


あの人には、あの子がいるから。

もう、わたしはいらない。


それでも二日後には、「大丈夫?落ち着いた?」ってメールをくれるのね。

すごく、すごくうれしかったよ。

やさしいんだ、あの人は。

そしてそれと同じくらい、ウソツキで、残酷で。

この携帯の中のあの人はいったい誰なんだろう。

別のメールのあの人と、このメールのあの人は、誰。

あたしが抱くこの想いは、君にとって愛と呼べるの?




こんな時でさえこんなことしか考えられない自分が浅ましい。

都内で震度5、だったっけ。


朝早く目が覚めて天気も良かったので、

久しぶりに横浜に散歩行こうかと思ったけど、

けっきょく眠気に負けて家にいました。

横浜に行っていたらきっと家に帰れなかった。


福島の方へ就職した友人にすぐメールしたけど、

さっきまで返信もなく電話も繋がらなくて心配だったけど、無事だそうでよかった。

街中は大騒ぎらしい。



心配になって、5ヶ月ぶり、あの人にメールしてしまった。

連絡しないって、決めてたのに。

一番に頭に浮んだのは、あの人だった。

ガラスで足切ったけど、大丈夫だって。

よかった。

本当によかった。


わたし自身については、あまり恐怖心はなかった。

できれば死にたくはないし、

たぶん「死ぬわけない」って思ってるから、

だから怖くないんだと思うけど。

でも死ぬなら死にたいなって思う。

仕方ないかなって。


彼からのメールを見てほっとして、

昨日の傷を見たら、血が滲んでた。



ニュースで、仙台の川の映像見たんだけど、

数秒前まで車が走っていた道を泥水がすごいスピードで飲み込んでってた。

車を捨てて走る人の後ろを濁流が追いかけてってた。

あれに飲み込まれた人がいませんように。

もしいたら、無事に助かりますように。