信じた。あのとき、あたしはどうして信じるべきひとのことを信じず、 他人の言葉に耳をかたむけ、その言葉を鵜呑みにしてしまったんだろう。 それは自分を守るため。 可哀想な自 分に浸るため。 けっきょく、最後の最後まで、今も、 わたしはあの人のことを信じていなかったんだ。