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Different world

ピクシブにも載せているぷよ小説。たまにオマケ程度の小説もあったりなかったり。

アミ「ねえ、りんごー!」
りんご「あれ、アミティ・・・」
   (何だろう、今日のアミティ、いつもより明るい気がしてならない・・・)
アミ「えっと、ちょっとりんごの意見を聞きたくて・・・」
りんご「意見?」
アミ「うん!あのね・・・ アルルとシェゾについて!」
りんご「ああ、アルルと噂のヘンタイさんだね」
アミ「あの二人・・・仲良しだよね」
りんご「まあ、そうだね。なんだかんだ言っても、昔からの付き合いみたいだし」
アミ「それでね・・・」
りんご「う、うん」
アミ「シェゾって・・・ホントに、アルルの魔力だけが欲しいのかな?」
りんご「・・・え?」
アミ「だって、こういうことがあるかもしれないじゃん!」
りんご「こ、こういうことって・・・」
アミ「えっとねー!」


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緑の森が茂り、そよ風で揺れる―
「・・・」「・・・」
そんな中、アルルとシェゾは見つめ合っていた。
「シェゾ・・・・」
そんな時間をやぶったのは、アルル。
「何だ」
「えっと・・・ 話って、何?」
自分から呼んでおいて、『何だ』はないと思う。
今の時間帯は、カレーを作って昼ごはんを食べているはずなのに。
「・・・また、いい間違えでヘンタイ劇場が始まるんでしょ?ボクは忙しいんだから、そんなことで呼ばないでよね」
そう言って、シェゾに背を向け、帰ろうとした―
―その時。

「・・・待て」
「ひえっ」
手首を捕まれ、引っ張られたと思ったら、
いつの間にか、強く抱きしめられていた。
「・・・!?」
一瞬の出来事だった。
「アルル・・・」
シェゾの声が、耳元で聞こえる。
嘘だ。あのシェゾが、こんなことをするわけがない。
夢なのかもしれない。
だが、シェゾの腕の中にいるその温もりと、聞こえてくる鼓動が、嘘ではないことを証明してくる。
こんなの、絶対おかしいのに。
「・・・シェゾ?」
ようやく放された。
つい、顔をまじまじと見てしまう。
「・・・アルル」
もう一度名を呼ばれ、顔が赤くなったのが、アルル自身でもわかった。
わからない。いつもと違う。
シェゾも・・・自分も。
そう考えているうちに、捕まれたままだった手首をシェゾに―
「へ・・・っ!?」
キスをされた。それも、アルルに見えるように。
人にキスをされたのは初めてだった。
そのせいか、思うに動けない。
唇が離れた後、シェゾはこう呟いた。

「・・・お前が、欲しい」


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アミ「ね!あると思わない!?」
りんご「・・・」
アミ「『お前が欲しい』でも言い方次第でこんなに違うんだよー!!」
りんご(今のアミティ、かなり興奮気味だ・・・。変なワードでも耳にしたのだろうか・・・)
アミ「りんご、どう思う?」
りんご「あ、アミティ。・・・どうしてヘンタイさんは手首にキスをしたの?」
アミ「それはね!手首のキスは『欲望』を意味するからだよ!」
りんご「・・・よく知ってるね」
アミ「当たり前だよ!」
りんご(その知識は勉強に役立たないと思うけど・・ってツッコみたい)
アミ「あ、それから・・・」
りんご「?」
アミ「アルル、サタンとも仲良しだよね」
りんご「・・・(汗」
アミ「あの二人も、いつも一緒にいると思うんだ!」
りんご「で、でも、あれはサタン様が一方的に・・・」
アミ「もしかしたら、こういうことがあるかもしれないよ!」
りんご(また!?)
アミ「えっとねー!」


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「アイスストーム!」「ジャガーノート」
二つの魔法がぶつかり合い、かき消された。
「アルル、お前の愛の伝え方はいつも過激だなっ!」
「だから、変な勘違いをやめなさいってば!」
―ここはサタンの城の一室。いきなりアルルを連れ込み、「今日こそは星空のハネムーン☆だ!」みたいなことをサタンがまた言ったので、ぷよ勝負で決めることにしたのである。
「ブレインダムド!」
サタンの頭上に、多量のおじゃまぷよを送りつけた。
いつも、このくらい送れば勝てる。
「ふふ、サタン。そう簡単にボクを・・・えっ!?」
今、サタンが簡単におじゃまぷよを相殺しているのが見えた。
目をこすり、もう一度見る。
今度は、サタンの頭上には何もなかった。
「うそ・・・」
「カタクリズム」
「・・・!」
サタンの攻撃。
自分が送ったぷよの、二倍の量が頭上に移った。
「ふ・・・ファイヤー!」
急いで相殺するが、おじゃまぷよは減らない。
「うわあ~っ!」
そして、おじゃまぷよが降り注いだ。
「私に逆らうからだ」
サタンのその言葉と共に、ぷよ勝負は幕を閉じた。

「そんな・・・ボクが・・・」
サタンに負けるなんて。
いつもは勝てるのに。
・・・今まで、サタンは手加減していたのかもしれない。
そんなことがアルルの頭の中を横切ったが、すぐに考え直した。
「私の勝ちだな、アルルっ!」
「うう・・・」
「・・・さて、」
サタンが、声のトーンを落としたと思ったら、いきなりアルルを持ち上げた。
「へ、さ、サタン!?」
「約束だろう?私はお前に勝ったんだ」
「・・・っ」
それを聞くと、言い返せない。
サタンに負けたのは確かなのだから。
「だから・・・」
アルルをベッドに乗せ、その上にサタンが乗り、
「・・・!?」
「・・・私の好きにさせてもらうぞ?アルル」
先ほどとは違う、優しい声で囁いた。


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アミ「きゃーーーーっ!!!」
りんご「・・・(汗」
アミ「ね、有り得るでしょー!?」
りんご「ま、まあ、0%じゃないけど・・・」
アミ「もうっアルルすごいなー!」

アルル「何がすごいの?」

アミ・りんご「・・・!?」
アミ「あ、アルル!?」
りんご「も、もしかして、今の・・・」
アルル「うん、全部聞いてた」
アミ・りんご「・・・(滝汗」
アルル「・・・ボクは、そんなことするつもりも、されるつもりもないけどね!!!!(怒」
りんご「や、やっぱり怒ってる・・・」
アミ「でも、もしかしたらあるかもしれないよ!」
りんご「あ、アミティ!?」
アルル「む、じゃあ言うけど・・・ アミティはシグと仲良しだよね?」
アミ「!?」
アルル「だったらー、こういうことがあるかもしれないよ?」
りんご(アルルも!?)


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学校で補習が終わった後のこと。
「ばたんきゅ~・・・」「勝ったのか」
とある二人のぷよ勝負が終了していた。
「シグ、強いねー」
「ムシのためなら、頑張る」
学校の前にいる、その二人は、アミティとシグである。
「うーん、仕方ない。負けちゃったから・・・」
「・・・」
「ムシ取り、行こうか!」
「わーい」
二人は、森の方角へ進んでいった。

「やあ、アミティとシグ」
「あ、クルーク!」「・・・」
少し道を進んだら、そこにはメガネの少年の姿。
「もう補習は終わったのかい?」
「むっ、いきなりそういう質問しないでよー!」
二人が会話を始めようとすると、
「・・・アミティ」
「ふえ?」
シグは、アミティの服をかるく引っ張る。
「・・・あ、そっか。ゴメン、クルーク。話はまた後で!ムシ取りに行ってくる!」
「あ・・・ああ」
アミティはそう言うと、シグと共に森に向かっていった。

「こ・ん・に・ち・は~!」
「あ、レムレス!」「・・・」
森の入り口には、数本のキャンディを持った彗星の魔導士の姿。
「アミティ、ちょうど、あま~いキャンディがあるよ。いる?」
「うん、ありがとう!」
アミティはキャンディを受け取り、口に含む。
「う~ん、おいしいっ!」
「それはよかった」
おいしそうに食べるのを見て、レムレスはにっこり。
「・・・」
それを、お世辞にも上機嫌とは言えない顔でシグは見ていた。
「ほら、シグも食べ・・」
アミティの言葉が途中で途切れた。
「・・・っ」
「え、ちょ、シグ!?」
シグが、アミティの手を取り、森に引っ張って行ったからだ。
「れ、レムレス、またねっ!」
引きずられながら、アミティはレムレスに軽く手を振った。
「・・・」
それを見たレムレスは笑う。
「二人とも、仲がいいんだね」

「し、シグ・・・・どうしたの?」
「・・・」
森の真ん中で、アミティがシグに聞くが、シグはそっぽを向いたまま。
「シグ・・・?」
「・・・やだ」
「え?」
「・・・アミティが。ほかの男の人と楽しそうに話すの、やだ。・・・せっかく、二人だけで、ムシ取りできるのに」


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アミ「えええええええええっ!?/////」
アルル「ありそうでしょ?」
りんご(アルルもアルルですごい・・)
アミ「な、ないよー!あのシグが嫉妬・・・//////」
りんご(そして、立場が逆転した・・・)
アミ「りんご、どう思う?」
りんご「え、わ、私?」
アルル「あるよね~?」
りんご「う、うーん、ノーコメントで・・・」
アルル「そっか、りんごにはまだ早いかな?」
りんご(そういう問題じゃない)
アミ「ううー・・・」
アルル「そうだ、アミティはクルークとも仲良しだよね?なら・・・」
りんご(まだ続くの!?)


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ある冬の日のこと。
「お、アミティじゃないか」
「あ、クルーク!」
いつもクルークが座っているベンチで本を読んでいるのは、アミティ。
「めずらしいな、キミが本を読むだなんて」
「むうっ失礼な!」
クルークが隣に座ると、アミティは少し頬を膨らませたが、
「この本、素敵な魔導士のことが書いてあってね、ちょっと気になったから図書館で借りたんだ!」
その後、嬉しそうに微笑み、本に目を向けた。
「・・・へえ」
クルークはそれを不思議そうに見たが、やがて自分も本を読み始めた。

「・・・」「・・・」
数分後。
「・・・」
クルークはアミティのほうに視線を向けた。
もちろん。気づかれないように。
「・・・ふふっ」
笑っている・・・?
あのアミティが、本を楽しそうに読んでいる。ぷよ勝負くらいにしか興味がない彼女が。
「・・・っと」
そっと、その本を覗いてみる。
・・・マンガではなさそうだ。アミティは思春期だから、と思い少し読んでみたが、普通の魔導士の話だ。
「・・・?」
アミティに気づかれそうになったので、クルークは読書を再開した。

「くしゅんっ!」
さらに数分後、
「・・・!」
アミティが突然くしゃみをした。
思わず本を閉じる。
「・・・寒いの?」
「う、うん・・・。本をはやく読みたかったから、あまり着込んでこなかったんだ。・・・マフラーもつけてくるの忘れちゃったよ」
アミティは笑いながら手をこすった。
「・・・ったく」
・・・ガマンができなくなるじゃないか。
キミのそばにいるだけでも、けっこう緊張してるのに。
「ほら」
「・・・えっ」
・・・自分でもわからなかった。
何故、後ろからアミティを抱きしめたのかが。
「え、く、クルーク・・・!?」
当然、アミティも混乱するだろう。
・・・何だ、十分暖かいじゃないか。
そして、気がついたらこんな言葉を口に出していた。
「・・・キミが寒そうだから、仕方なく、だからな」


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りんご(こ、今度はツンデレ!?)
アルル「ね、あるでしょ?もしかしたら、こんな風に思われてるかもよ~?」
アミ「く、クルークが・・・デレた・・・!?」
りんご(これは、さすがにアミティも全否定・・)
アミ「うーん・・・もしかしたらあるかもしれないね、ラフィーナとかに!」
りんご(今度は話に乗った!?)
アルル「あ、ラフィーナでもいいかも!」
アミ「アルル、あたしたち気が合うね~!」
アルル「そうだね、アミティ~!」
りんご「・・・」
   (ついていけない・・・。ここは退散しよう。・・・そっと逃げれば、何とか・・)
アミ「あれ、りんご、どこ行くの?」
アルル「今度はりんごの番だよ」
りんご「ええっ!?何で私まで!?」
アミ「りんごは・・・まぐろと仲良しだよねー!」
アルル「うーんと、じゃあこういうのがありそうだよね」
りんご「ちょ、やめてくださいっ!(汗」


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「どう?りんごちゃん★」
りんごは、出来たてのロールキャベツを口に入れる。
「う~ん!さすがまぐろ君、何もかも完璧です!」
「よかった★」
感想を聞いたまぐろは、自身の分を食べ始めた。
りんごは、口に入れたものを飲み込んでから、再び口を開く。
「まぐろ君、夕食に誘ってくれてありがとうね。おかげで美味しいものが食べられました!」
「いえいえ★」
それに答え、まぐろはニッと笑った。

数分後。
「ごちそうさまでした★」
「え、まぐろ君はやくない!?」
「片づけをしなくちゃだからね。りんごちゃんは、ゆっくり食べてていいよ★」
まぐろは、からっぽになった皿を持って台所に移動した。
「・・・」
主婦みたいに何でもできるんだな。
そんなことを考えつつ、りんごもロールキャベツを食べ終えた。
「ごちそうさまでした!」
「お★じゃあ、お皿をこっちに持ってきてくれるかな?」
「うん、今行くね」
皿を持ち、まぐろのいる台所に駆けていく。
「まぐろ君、持ってき― うわあっ!?」
「おっと★」
パリンッ
皿の音がして、ようやく気づいた。
「・・・りんごちゃん?★」
「・・・!!」
りんごが、まぐろを押し倒していた。
転んで、たまたまこうなってしまったのはわかってる。事故なのはわかってる。
しかし・・・恥ずかしくて仕方ない。
「ま、まぐろ君、ごめん!今どくから・・・」
「まって★」
「え・・・!?」
どこうと思ったら、身動きがとれない。
いつの間にか、りんごはまぐろの腕の中にいたのだ。
「ま、まぐろ君・・・・!?」
まぐろは耳元で囁く。
「もう少し・・・このままいさせて★」


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アミ「キャーーーーっ!!絶対あるよこれー!!」
りんご「な・・・わ、私、そんなにドジじゃないよ!」
アルル「たまたま、そうなるかもしれないよ?」
りんご「ないない!まぐろ君はただの幼なじみですっ!(汗」
アルル「うーん、いいねー青春って!」
アミ「そうだね!みんなが羨ましいよ~!」
アルル「あ、そうだ。りんごはエコロとも仲良しだよね?」
アミ「あー確かに!」
りんご「ま、まだやるの!?もうついていけないよ!!」









続かない。