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Different world

ピクシブにも載せているぷよ小説。たまにオマケ程度の小説もあったりなかったり。

前回のあらすじ


クルークから「アルルが暴れている」ということを聞いたアミティ、シグ、ラフィーナは、アルルのいる洞窟に向かった。そこには、洞窟の中を魔法で破壊しているアルルと、それを必死で止めるシェゾがいた。アルルの暴走を止めようと、アミティはアルルに「クルークとぷよ勝負して」と頼むのであった。


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「ち、ちょっと待て!何で僕なんだ!?ぷよ勝負なら君達だってできるだろ!?」
クルークはアルル以外の4人に押しつけようとする。
「悪いな。俺はさっきアイツの暴走を止めるのに魔力を使ってしまった。」
「私は足をケガしてて無理ですわ。」
「あたし達はさっきぷよ勝負したから、今勝負できるのはクルークだけなんだよ。頑張って!」
「ウン、頑張れメガネ。」
だが、シェゾ、ラフィーナ、アミティ、シグはそれを断った。
「そ、そんなぁ~っ!」
「アルルは、それでいい?」
半泣きするクルークをほっといて、アミティはアルルに許可をとろうとする。
「・・・まぁ、僕はいいけど、」
アルルはクルークのほうに視線を向けて続ける。
「クルークは、僕と勝負するのがイヤなの?」
「ぼ、僕はそういう意味で言ったんじゃ・・・」
「コイツはアルルが強そうで怖いからイヤなんですわ。」
言い訳をしようとするクルークを見てラフィーナはアルルに伝えた。
「そうだったんだ~・・・!」
「ら、ラフィーナ、余計なことを言うな!」
「ホントのことを言ったまでですわ。」
納得したアルルを見て、クルークはラフィーナを責める。
「・・・何なんだ、アイツら」
「ゴメンね~、あの2人、いつもこうなんだよ」
「仲が悪い」
呆れるシェゾにアミティとシグが説明する。
そして今度はアルルとクルークがケンカをし始めた。
「キミは僕に負けるのがイヤなんだ?」
「むっ、だからそうじゃないって言ってるだろ!」
「じゃあ証明してよ、キミが僕より強いってことを。」
「フン、キミになんか、すぐに勝てるさ。」
「言ったなー?」
「ああ、相手になってやるさ!」
「そうこなくっちゃ!」
「いざ!」「ぷよ勝負!」
言い合った2人は、ぷよを組み始めた


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「ありゃりゃ、勝手に始めちゃったよ・・・」
「自分勝手」
「・・・ま、ぷよ勝負が無事始まって良かったですわ。」
「実力を見させてもらうとするか」
アミティ、シグ、ラフィーナ、ヘンタイは見物を始めた。
「・・・・って、ヘンタイって言うな!」
「地の文にもツッコむんだね・・・」
「ほら、ぷよ勝負が始まりましたわよ、早く描写しなさい!」
はい、描写に戻ります。
「それにしても・・・、ラフィーナ」
「ええ・・・、互角ですわね、アミティさん」
2人は静かに声を合わせる。
「フォッサ!」
「やったな!アイスストーム!」
「この程度の攻撃・・・、ステラ・イネランス!」
「ブレインダムド!」
大量のおじゃまぷよがクルークとアルルの頭上を行き来していた。
「いつものクルークなら普通アルルに勝てるのに・・・・」
「アルルの強さが変化してるんですわ・・・、さっきのシグみたいに」
「アルル、強い」
「何かあったのか、アルル・・・・?」
アミティ、ラフィーナ、シグ、そしてヘンタイはそれぞれ呟いた。
「・・・だから、ヘンタイってい・う・な!」
「・・・・・っ」
ラフィーナに睨まれたので描写に戻ります。
「あれ?ラフィーナ、どうやって地の文睨んだの?」
とにかく戻ります。
「ウルサ・マヨル!」「ジュゲム!」
2人の魔法がぶつかり合い、おじゃまぷよが一瞬にして消えた。
「す、すごい勝負ですわ・・・」
「激しい」
ラフィーナとシグが思わず声を出す。
「ハァ・・・ハァ・・・、なかなかやるね、キミ」
「ハァ・・・ハァ・・・、クルークと互角だなんて・・・」
2人の攻撃が止まる。
「2人とも、頑張れ!」
アミティが声をあげた。
「・・・でもね、僕は絶対に負けるわけにはいかないんだ!」
アルルがぷよを積み始める。
「ボクだって、負けるわけにはいかないよ。キミに僕が強いことを証明しなくちゃだからなっ!」
そして、クルークもぷよを積み始めた。
「わあっ、あの2人、すごいやる気だね!」
「・・・いや、負けず嫌いなだけだと思いますわ」
アミティの言葉をラフィーナが訂正する。
「負けたくないから、意地を張ってるだけですわ。」
「ほえ、そうなの?」
「お前、気づいてなかったのか・・・・」
何も知らないアミティに、ラフィーナとシェゾは呆れ顔を見せた。
「ばっよえーん!」「ウィス・アトラヘンディ!」

「あ、メガネが勝った」
「え!?」「!?」「何っ!?」

アミティ、ラフィーナ、シェゾがシグの言葉を聞き、勝負中の2人のほうに視線を向ける。
クルークとアルルはおじゃまぷよを送り続けたが、アルルが力尽きてしまい、おじゃまぷよに埋もれていく姿が見えた。
「ホントだ!クルークが勝った!」
「やりましたわね」
「勝ったー」
「これでアルルの暴走が止まると良いんだが・・・」
アミティ、ラフィーナ、シグ、シェゾが思い思いの言葉をあげる。
「ばたんきゅー・・・・」
「思い知ったかい?」
そして、クルークの言葉で波乱のぷよ勝負は幕を閉じたのであった。