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Different world

ピクシブにも載せているぷよ小説。たまにオマケ程度の小説もあったりなかったり。

前回のあらすじ


シェゾの住処である洞窟を破壊しているアルルを止める為、アミティは「クルークとぷよ勝負して」と頼み、クルークは強制でぷよ勝負をすることになった。アルルの強さはクルークと同じくらいに変化していて、苦戦はしたが勝つことが出来た。その二人のことを、ラフィーナとシェゾは「負けず嫌いで意地を張っているだけ」という。(あれ、シグがいないw)


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「いたた・・・、あれ?ボク、何をしていたんだろ」
きょとんとした顔をして、アルルは立ち上がる。
「やったねみんな!」
「ええ、無事に元に戻りましたわ」
「戻ったー」
これを見て、アミティ、ラフィーナ、シグは顔を合わせた。
「・・・戻った?」
「いつものアルルだ・・・、どういうことだ?」
「あれ?何でみんながここにいるの?ってボク何でシェゾの洞窟に?」
だが、クルーク、シェゾ、アルルは何のことだかさっぱりわからないまま。
「じゃあ、アルルはさっきのシグみたいに性格が変わっていたんだね!」
「そういうことですわ。でも、どうして・・・」
「うーん・・・」
「待て。アルルがいきなり変わったり戻ったりした理由について、お前達は何か知っているのか?」
アミティとラフィーナが考えようとしている所をシェゾが止め、質問する。
「・・・そういえば、私達以外の方達は、まだ状況を知っていませんでしたわね」
「そうだった、じゃあ説明するね!」
アミティは、シグもアルルみたいに性格が変わっていて、ぷよ勝負をしたら元に戻ったこと、理由を知る為にクルークに聞こうと思ったら、アルルの事を伝えてくれたので助けに来たことなどを説明した。
「シグもアルルと同じ状態だったのか・・・って、ま、まぁボクはそれくらいわかってたけどな」
「え、ボク、ここで暴れていたの!?全然覚えてないよ~!」
「止めるの大変だったぞ、アルル」
彼女の説明を聞いた3人は、驚いたり呆れたり。
そして、シェゾが続ける。
「とりあえず事情はわかった。だが、お前達の話からすると、『性格の変わったヤツらはぷよ勝負をして勝ったら元に戻る』と言うことしかわかっていないようだな」
「ええ・・・。異世界から来たあなた達でも知らないだなんて・・・・、一体どこから情報を集めれば・・・」
ラフィーナは考え込んでしまう。
「う~ん・・・、とりあえず、性格が変わっちゃった人は他にもいるかもしれないから、その人達を助けようよ。それを続けていくことで、もしかしたら。何か情報がつかめるかもしれない。ボクはそう思うな」
アルルの言葉にアミティは「それだ!」と声をあげた。
「情報を集める手段がない今、あたし達に出来るのはこれしかないよ!」
「・・・そうね。アルルさんの言うとおりにしていったら何かが見えるかもしれませんわ」
「あ、アルル!それ今ボクが言おうとしたんだぞ!・・・悔しいから、ボクも手伝ってやるよ。元に戻すの」
「クルークほんとー?まぁどっちでもいいけど、ボクも手伝うよ!」
アミティ、シグ、ラフィーナ、クルーク、アルルが、一致団結した、
その時。

ズドーーーーーーーーーーンッ!

「ふえ!?」「えっ!?」「?」「な、何だ今の音!」「うわあっ!?」「・・・っ!」
いきなりの大きな音に、その場にいた6人は驚いて音のした方に振り向いた。
「何、今の音?」
「・・・西の方からですわ」
「ずどーん」
「今度は何だよ・・・?」
「今日はアクシデントが多いね~」
アミティ、ラフィーナ、シグ、クルーク、アルルはそれぞれ呟く。
「何があったんだろ、あたし、心配だよ!」
「ボクも・・・、見に行こう!みんな!」
「当たり前ですわ。・・・シグもついてきなさいよ?」
「うーへー」
「うわあ待って、ボクを置いていくなぁっ!」
そして5人は洞窟の外へ駆けていった。
「おお、お前達、待てっ!」
そしてシェゾも追って駆けていく、
と、思いきや、
「・・・っ!?」
突然立ち止まって辺りを見回した。


「・・・ 今までに感じたことのない黒い魔力・・・、何者だ・・・?」


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「ラフィーナ、この方角で合ってる?」
「ええ、確かにこっちですわ」
アミティ、ラフィーナを先頭に、5人は西へ西へ走っていく。
「あ、ムシ・・・」
「シグ、今はそんな場合じゃないよ」
「・・・こんな時でもムシか」
途中、アルルとクルークでシグを止めたりしながら。
そして・・・

「・・・確か、ここら辺よ」
「ラフィーナすごーいっ!」
「女のカンですわ」
彼女の「女のカン」で、大きな音がした周辺に到着した。
「こんな森の中で、一体何が起こったんだろう・・?」
アルルが森の中を見回す。
「・・・アミティ」
「え?どうしたの、シグ」
「どうせシグのことだ、ムシだろ?」
「ボクは違うと思うよ、クルーク」
アミティに話しかけたシグに、全員が注目する。
シグは、
「そうじゃないけど・・・

さっき、大きな音と一緒に叫び声が聞こえた」

そう、あっさりと呟く。
「え、えええぇええぇぇえぇえええ!?」
言うまでもなく、全員が驚いた。
「シグ!どうしてそれを早く言わないのよ!」
「すまないー」
「ラフィーナ、そんなことより、その悲鳴をあげた人を探す方が先だろ!?」
「クルークの言うとおりだよ!・・・あれ、どうしたの、アミティ?」
「うーん・・・・」
ラフィーナ、クルーク、アルルがあわてる中、アミティはこんなことを考えていた。
(森の中で悲鳴と一緒に大きな音、かぁ・・・。うーん、前にもあったような、なかったような・・・)

ガサッ

「うわあっ!?」
全員が、音がした方に振り返る。5人の目に映ったのは・・・
「あれ、ここは・・・・?」


「そのアホ毛にぐりんとした赤い髪は・・・


り、りんご!?」