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Different world

ピクシブにも載せているぷよ小説。たまにオマケ程度の小説もあったりなかったり。

前回のあらすじ


アルルと元に戻したアミティ達(クルーク)は、事情を知らない人達に説明をし、アルルの提案で「性格の変わった人を元に戻す」計画をたてた。その時、森で大きな音と悲鳴が聞こえ、駆けつけてみると、そこには何故か自分の世界に帰ったはずのりんごがいた。


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アルル、アミティ、ラフィーナは急いでりんごの方に向かった。
「あれ・・・、アルルにアミティ・・・それにみんな・・・・!どうして・・・?」
りんごも困惑気味のようだ。
「また、こちらの世界に飛ばされてきたのね・・・・」
「りんご、ボク、また会えて嬉しいよ!」
「あたしも!りんご、久しぶりだね!」
ラフィーナが少し呆れる中、アルルとアミティは歓声を上げる。
「わ・・・・私も嬉しいよ」
りんごはそれに答え、微笑んだ。
「・・・ん?」
「・・・メガネ、どうしたの?」
何かに気づいたクルークに、シグが声をかけた。
クルークは「メガネって言うな」とツッコミを入れ、続ける。
「いや・・・、りんごの様子がおかしいと思って」
「おかしい?」
シグが首を傾げる。
「なんていうか、その・・・、大人しい感じがするんだ。いつもは元気なのに」
「・・・?」
クルークは疑いの目で、彼女、りんごの方に視線を向けた。
「りんごも、もしかしたら・・・。とりあえず、様子を見よう。」
「ウン」
二人(一人?)が考えている中、りんごはあることに気づいた。
「あれ・・・、一緒にいた、りすせんぱいとまぐろ君は・・・・?」
「また別の場所に飛んでいってしまったのかしら?」
「そうみたいです・・・、はやく探さないと・・・」
心配そうな顔をしているりんごの肩に、アミティは手を置き、
「大丈夫だよー!前だって無事だったんだから!」
にこ、と笑った。
「アミティの言うとおりだよ、りんご」
アルルも笑いながら同意する。
「そ・・・、そうかな?」
それでも、りんごはおどおどとしている。
「・・・ 気づいてない」
「久しぶりの再会だからな、無理もないよ・・・」
シグとクルークは話し合い、
「ラヘーナ~」
シグはラフィーナに声をかけた。
「ラフィーナですわ!・・・何よ?」
言葉を訂正しつつ、二人の所に向かう。
「・・・キミ、気づいた?」
「当たり前ですわ」
ラフィーナは髪を揺らしながら、クルークに答える。
「・・・りんごさん、性格が変わってるわね」
「何だ、ラフィーナのくせにわかってるじゃないか」
「どういう意味よ」
「とにかくラフィーナ、アミティ達にぷよ勝負させてみてよ」
するとラフィーナは、表情を変え、目をそらした。
「そうしたいところだけれど・・・、アルルさんはさっきぷよ勝負をしたし、アミティさんは・・・・」
楽しそうな三人の方に視線を向け、
「・・・いいわ、私が勝負しましょう」
ラフィーナは決心した。
「なっ!?キミ、足をケガしているんじゃ・・・?」
「らへ・・・ラフィーナ、危ない」
これを聞いて二人(一人?)は驚きの声をあげた。
「平気ですわ。足の使う体術を使わなければいいのだから」
彼女の使う格闘術は、手を使うものが多かった。だが、一番威力の強い技、『シエルアーク』は、足を使う物だった
のだ。
「そうと決まれば、早速勝負ですわ!」
「ちょ、ラフィーナ!」
クルークが止めたが、ラフィーナはすでにりんごに話しかけていた


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「ぷよ勝負、ですか?」
「ええ、あなたが勝負に勝ったら、人探しを手伝ってさしあげますわ」
「え、ラフィーナ!?」
自信満々に言ったラフィーナに、三人は驚きの顔を見せた。
「それはありがたいのですが・・・」
「遠慮しないで、さっさと始めますわよ」
「ラフィーナ!足をケガしているんじゃなかったの!?悪化しちゃうよ!」
「ビューティフルトレーニングは毎日行わないとですわ。ケガの悪化なんて、女の意地でなんとかなるわ」
「なんとかなる・・・のかな?」
「もちろん」
アミティが止めても、アルルが苦笑しても、ラフィーナはやめようとしない。
「・・・わかりました、お相手いたします」
「フフ、さすがりんごさん、空気が読めてますわ」

「何はともあれ・・・・」
「いざ、ぷよ勝負!」

二人の言葉の後、一斉にぷよを組み始めた。
「クルーク!あのね、ラフィーナが・・・」
「・・・知ってるよ」
「じゃあ、何で止めなかったの?」
アミティとアルルが責めようとすると、
「ボクも止めた・・・。けど、ラフィーナはここにいるみんなに気を使って、やめなかった」
クルークは、真剣な顔で彼女を見ながら、そう呟く。
「そんな・・・」
「とりあえず、今は勝負を見よう。ラフィーナが危険なことをしようとしたら止める。いい?」
クルークの問いに、アミティ、アルル、そしてシグが顔を合わせ、頷いた。

「・・・あれ?クルークとアルルはわかるけど、何であたしとシグのことも心配したのかな」
よく考え、閃いたアミティは首を傾げる。
「アミティ、シグはぷよ勝負を頼んでもムシがないとしてくれないと思うよ」
「ウン」
アルルが苦笑して答えると、シグが頷いた。
「じゃあ、あたしは・・・?」
「キミじゃりんごに勝てないだろ」
「クルークヒドい!ねぇ、みんな!」
アミティはみんなの方を向くと、全員が目をそらしていた。

「・・・うわーん!みんなヒドぉい!!」