前回のあらすじ
勝負を終えたラフィーナのケガは、少し悪化していた。それを少しでもはやく治すため、アルルが協力することになった。それが決まったとたん、突然りすくませんぱい(りせぱ)が現れ、りんごに「まぐろが海の方にいる」ということを伝え、二人で海に向かってしまう。りせぱやまぐろにりんごの状態を教えるため、アミティ・シグ・クルークは、二人を追っていくのであった。
ラフィ「これで、私たちの出番は少なくなりましたわね・・・」アルル「そうだねー。・・・って、ここで雑談みたいなのしていいの?」ラフィ「ここのコーナー、どうせ書くこと少ないし、いいと思いますわ」アルル「・・・(汗」
━─━─━─━─━─
3人の少年、少女が走っていくうちに、周囲が森から花畑へと変わっていった。
「もう少しー」
「ああ、もうすぐ海だな」
彼らの名は、シグ、クルーク。・・・少し離れたところにいる少女が、アミティ。
二人が立ち止まる。
「なんだ。キミ、もう疲れたのかい?」
「だいじょうぶー?」
「はぁ・・・はぁ・・・、少し歩こうよー・・・」
「仕方ないな、ほら」
クルークはアミティの手を取り、進む速度をおとした。シグもそれに合わせる。
「それにしても、もう森をぬけたんだねー!」
「あ、ムシだー」
アミティがつぶやくと同時に、シグが、黒、黄色などが入り交じったキレイな模様のチョウを発見し、それに向かっ駆けていった。
「・・・シグ、けっこう体力あるんだね」
「こういう時だけだよな、シグがホンキになるのは」
チョウを楽しそうに観察している彼を、二人は眺める。
「あれ・・・、アミさん、クルークさん。・・・それに、シグさんも」
「あ、リデル!」
アミティたちが目に映したのは、小さなツノを緑色の髪のおだんごで隠している、同じ魔導学校に通う亜人間の少女。
「つ、ツノのことかくしてるんです・・・」
ああっごめんなさい泣かないで・・!・・別の物語であったなこれ。
「描写に戻れ」
クルーク冷たいなぁ・・。戻ります。
「3人で一緒にいるなんて、珍しいですね。何かしているんですか?」
リデルが首を傾げたので、
「あ、えっとねー・・・」
アミティは、今までのことの説明を始めた。長くなりそうだったので、結局はクルークが簡潔にまとめて伝えたが。
「そうだったんですか・・・。それは大変ですね」
「ウン、そうなんだよー」
「それで、はやくりんごさんのこと、伝えなくていいんですか?」
リデルの言葉に、アルルとクルークはハッとする。
「そうだったー!すっかり忘れてたよ!」
「アミティ、いこう!」
「ウン!シグ、いっくよ~!」
「え?・・うわー、何をするー」
そして3人は(アミティはシグを引きずり)また海へ向かっていった。
1人残ったリデル。
「行っちゃいました・・・・」
その後ろに、人影。
「・・・道を聞きたいんだけど、いい?」
「あ、はい、いいです・・・」
振り返ったとたん、言葉が止まった。
「えっ・・・?シグ、さん・・・!?」
━─━─━─━─━─
「はやく行かないと、まぐろ達、きっと混乱してるよー!」
「あ、ムシ・・」
「シグ、今はそんな余裕ないから!」
「うーへー」
3人は海へどんどん進んでいく。アミティはシグを引きずりながら。
「・・・アミティ、そろそろ離してもいいんじゃないか?」
「あ、そっか」
今、クルークに言われて離した。
「ふー・・・」
シグは少しため息をつく。けっこう体力を使ったらしい。
「・・・少し歩くか」
「ウンっ」
そして、3人は歩き始めた。
「それにしてもー・・・、みんなどうして、性格が変わるんだろ?」
ふいに、アミティが口を開く。
「え?」
「・・何だ、いきなり?」
シグとクルークは、それに疑問を持った。
「だって、何の前ぶれもなく、いろんな人の性格が変わっちゃうのって、変じゃない?」
「・・・まぁ、そうだな。今ままでパニックが続いて気づかなかったけど」
「うーん・・・」
三人はしばらく考えたが、
「・・・ まぁ、みんなが元に戻ればいいんだよね!」
「・・・それでいいのかよ」
「戻すぞー」
結局、何もわからずじまい。
そんなことを言い合いながら、さらに進んでいくと、
「あ、何かが落ちてるー!」
「あれは・・・」
「おじゃまぷよ」
シグ、正解。そこには、いくつかのおじゃまぷよ。
「シグ、視力いいね!」
「数10メートルはあるぞ・・・?ま、まぁ、僕もわかってたけどね!」
「そう?」
「でも、おじゃまぷよが落ちてるってことはー・・・」
「ぷよ勝負した後?」
「だな。・・って、僕にも言わせろ!」
「じゃあ、行ってみよう!」
さらにさらに進んでいくと、
「あ、りんご!まぐろ達もいる!」
「ついたー」
「やっとだな・・・」
ついに、りんご、まぐろ、りせぱを発見した。
三人は、りんご達に近づく。
「あれ、アミティ」
りんごが気づいたようだ。
「りんご!やっと見つけ・・」
「久しぶり!私たち、またこの世界に来てしまったみたいで。。。」
アミティが声をかけようとしたとたん、りんごの思わぬ発言。
「・・・へ?」
「・・・りんご、元に戻ってるな」
「うそーっ!?」
クルークから真実を教えてもらったアミティは、驚くことしかできなかった。