前回のあらすじ
まぐろ、りせぱにりんごのことを教えるため、後を追っていったアミティ、シグ、クルーク。海へ行く途中に花畑があり、そこでリデルに声をかけられた。事情を話した後、3人はまた海へ向かうが、リデルは別のシグらしき人物に出会う。そんなことを知らない3人は、ぷよ勝負をした後と見られるおじゃまぷよを見つけ、さらに進むと、ようやくりんご、まぐろ、りせぱを発見することができた。だが、りんごは性格が元に戻っていた。
アルル「あれ、今回はあらすじが長いねー!」ラフィ「珍しいですわね・・・。まぁ、前回の話を読めばわかることですけれど」アルル「・・・(苦笑」
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「え、何で!?何で戻ってるの!?それに、何でりんごはあたしと今出会ったみたいなこと言ってるの!?さっき会ったよね!ま、まさか・・・記憶喪失!?」
アミティはあたふたして二人に質問攻めをする。
「・・・さっき、おじゃまぷよがあっただろ?だから、りんごと誰かがぷよ勝負をして、りんごが負けたと考えられるな」
彼女の様子を見て呆れつつ、クルークは冷静に答えた。
「・・・そ、そっか。だから戻ったんだ・・・」
「あと、りんごの記憶が一部なくなっているのは・・・」
「・・・性格が戻ったから?」
「ああ」
答えの続きをシグが続ける。
「え?性格が戻ると記憶をなくしちゃうの!?」
「・・・そこからか」
アミティの言葉にクルークは再度呆れ、
「ほら、シグは自分が幸せそうにしていたことを忘れていたし、アルルは自分が何をして、何でシェゾの洞窟にいるか忘れてただろ?」
こう付け足した。
「あ、そっか!じゃあ、りんごは性格が変わったときにあたし達に会ったから・・・」
「忘れた」
「そういうことだな」
ようやく理解したアミティを確認して、二人は一息ついた。
「成る程~。だからアミティが驚いてたんだ」
「そうなんだよ~りんご~・・・え、りんご!?」
3人が驚いて振り返る。
「ま、まさか、今の話聞いてたんじゃ・・・」
「はい、だいたいは理解しました」
そこには先ほど話題になっていた、りんごの笑顔。
「・・・アミティとは違って、理解力がいいな」
「もうっクルーク!余計なこと言わないでよ~!」
「それじゃあ、まぐろくんもそうなのでしょうか・・・」
「へ?」
りんごは後ろに体を動かした。アミティ達もそれに合わせ、視線を動かす。
みんなの目に映ったのは、まぐろとりせぱがぷよ勝負をしている姿。
「あ、ぷよ勝負してる!」
それを見たアミティは、自分もしたいかのようにうずうずし始めた。
「僕らが話をしていたから、ヒマだったんだろうな・・・。で、あれがどうかしたのかい?」
「え、見てわからないんですか!?」
クルークが問うと、りんごが驚きのあまり後退りをする。
「あのまぐろくん、どう見ても性格変わってるよ!」
「・・・・ええっ!?」
彼女の発言に、3人は目をこらして紫色の髪で目を隠している少年を見つめた。
「イナズマ落とし☆」
「ノー」
ちょうど、りせぱに大量のおじゃまぷよを送りつけているところだったらしい。
「どう、アミティ?わかった?」
「・・・う~ん、どう見ても、いつものまぐろだと思うんだけどなぁ~」
りんごにこう言われたが、アミティは苦笑することしかできなかった。
確かに彼、まぐろは、怒っていたり、幸せそうにしていたりなど、変わった様子はなく、『実にオサレだが実にヘン』な感じである。
「でしょ!やっぱりそうだよね?」
「・・・アミティ、誰に同意を求めているの?」
「あっ・・・」
「ままままさかユウレイ!?」
「ち、違うよ!」
勘違いしそうなりんごを、アミティはあわてて止めた。危ない危ない。
「・・・僕にも、普通にしか見えないな」
観察を終えたクルークが、アミティの意見に同意した。
「あれっクルークが正直に言うなんて珍しい!」
「あ、アミティ、余計なことを言うな!」
「う~ん・・・私には違うように見えるんだけどな~・・・。ちょっとした仕草とか・・・オーラとか・・・」
腕を組んで考えるりんごに、
「いくら幼なじみでも、普通そこまでわからないよね!?」
アミティは我慢せずにツッコんだ。
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「勝っちゃった☆」
「実験大失敗だ・・・」
二人が圧倒的な差を出し、勝負を終えたようだ。
「アミティ、戻す?」
シグがアミティの服をひっぱり、口を開いた。
「・・そうだな、性格が変わってないってわけじゃなさそうだし、一応ぷよ勝負してみるか」
それに、アミティではなくクルークが答える。
「それじゃあ、頑張ってね」
「頑張れー」
「・・・」
そして、りんご、シグ、クルークは一人の少女に注目した。
「・・・ええっあたし!?何で!?」
「さっき、ぷよ勝負をやりたがってたじゃないか」
「で、でも、クルーク・・・・」
「アミティ負けるなー」
「うわあん、シグまで!?」
「私、あのまぐろくんに負けちゃったんです・・・、頑張って勝って、性格戻してあげて!」
「プレッシャーかけないでよりんご~!」
言い合いをしている4人を、
「ふむ・・・」
「・・・なんだか、騒がしいですね☆」
そっと見ている少年とぬいぐるみがいた。
「アミティ、そんなに心配なら、ルールを『スロット』にしたらどうだい?」
「ほえ、『スロット』?」
クルークの提案に首を傾げる。
『スロット』は、一定のぷよを消したらスロットが発動し、色んなイベントが起こって、大逆転も狙える、運が必要なルールである。
「成る程!それならあのまぐろくんにも勝てるかも!」
「そ、そっか!その手があったね!」
ようやく決心をしたアミティは、
「と、いうわけで、まぐろ!いざ、『スロット』でぷよ勝負!」
まぐろに近づき、勝負を挑むのであった。
「・・・え?☆」
おまけ
アミ「あ!私まぐろが性格変わってる証拠、一つ見つけたよ!」
クル「なっ!?ま、まぁ、僕も見つけているけどね。まずアミティから発表してよ」
アミ「☆が黒星じゃない!」
クル「・・・」
アミ「・・・あれ?」
クル「・・・それは文章の都合だろ。とあるブログでは普通のまぐろも白星だし」
アミ「えっ!?そ、そんなぁ~!せっかく見つけたのに~!」