前回のあらすじ
りんごが一部記憶を失っている理由などを確認したアミティ達(アミティがわからなかったので教えただけだが)。それを盗み聞きしていたりんごが、「まぐろも性格が変わっているのでは」と告げた。まぐろは、どこも変わっている様子はなかったが、りんごがどうしても変わっているというので仕方なくアミティがルールをスロットにしてぷよ勝負をすることになった。
アルル「ラフィーナ、そろそろボク達の出番があるみたいだよ」ラフィ「マジですの!?」アルル「口調変わってるよ」ラフィ「でも、ネタバレしてよかったのかしら?」アルル「さあ・・・?」
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『残り30ぷよ』と書かれたスロット。
「いっくよー!」
「え、待って、もう始まってるの?☆」
張り切ってぷよを積むアミティと、突如始まった勝負についていけないまぐろ。
「・・・の、割には、まぐろのほうがぷよの量が多いけどな」
クルークの言うとおり、まぐろのフィールドには、もう連鎖ができそうなぷよがあった。
「そういえば、いつの間にかスロットが用意されている・・・」
「あれ、何で?」
り、りんごちゃん、シグ、そこは気にしなくて良いの!誰かが用意してくれたんだよきっと!
「科学的に、証明してください!」
む、無理です・・・。ほら、ゲームでもいきなりスロットが現れるでしょ?それと一緒だよ!
「いやそれじゃ読者が納得しないだろ・・・」
クルーク!物語の中でそういうこと言わないの!
「ちょっと、みんな!ぷよ勝負ちゃんと見てよぉ~!」
「右に同じ☆」
「あっ・・・」
みんなが一斉に口を閉じる。ふう・・・。
だが、りんごはすぐに開きなおした。
「あっ、みんなで話し合いをしているうちに、残りのぷよの数が減少してます!」
スロットに表示されているのは、30ではなく10。
「もうこんなに・・・」
「アミティがやったの?」
「それはわからない」
クルークとシグが呟き合う。
「ふりけん☆」
「うわあっ!?やったな~!」
スロットの表示が変わる。『残り8ぷよ』。
「・・・」「・・・」
どうやらまぐろがぷよを消していたようだ。・・・あの、二人とも?そんな呆れたような顔しなくても・・・
「ふえ~・・・。でも、ルールがスロットだと降ってくるおじゃまぷよが少なくていいね!」
アミティが苦笑しながら、またぷよを組み始めた。
確かに、4回も攻撃されたにもかかわらず、おじゃまぷよの量は少なかった。連鎖を組めれば、すぐに逆転できそうだ。
「スロットで逆転が狙えるから、普通の連鎖ではおじゃまぷよがあまり降らないようになってるんですね」
そういうこと。りんごちゃんナイス。
「・・・しかし、4回も攻撃されてたのか・・・」
そのようです、クルーク。
「よっと☆」
まぐろ、5回目の攻撃。スロットの表示が変わり、アミティのフィールドにおじゃまぷよが1つ落ちた。
「・・・まぐろ、性格が変わっているのもあって、やっぱり連鎖が早いな」
「確かに・・・」
クルークが心配そうにアミティを見つめる。りんごも、こんなクルーク初めてみたかもなどと思い、それに合わせた。
「よーし完成!・・・あれ?『残り4ぷよ』?やったこれでスロット回せる!」
そして、ようやくアミティの攻撃。
スロットが、回り始めた。
「おおー」
シグが歓声をあげる。
「あ、アミティが良いとこ取りした!」
「連鎖を組む速度が遅いと、役立つこともあるんだな」
「りんご!クルーク!何か失礼じゃないそれ!?」
「・・・おやおや☆」
そんなことを言い合っているうちに、スロットの動きが止まった。
「何だろう?」
「わくわく、どきどき・・・!」
『フィールド回転』
表示されたとたん、二人のフィールドが動き始めた。一回転した後に、ぷよが落下。
「・・・どういうこと?」
シグが首を傾げる。
「フィールドが回転して、上手くいけば連鎖になる、っていうシステムだと思うんだけど・・・・」
「イナズマ落とし☆」
「え!?あ、あれっ!?」
「・・・アミティはさっき連鎖した後で、ぷよが少ないから利益はないな」
クルークはそう答えた。
「そ、そんなぁーっ!」
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その後も、ぷよ勝負は続いていった。
また、アミティがスロットを回す。
『スピードアップ』
まぐろにデメリットを与えたはずだったが、彼はそれを上手く利用してぷよをどんどん消し、アミティの上におじゃまぷよを送ると同時にスロットを回したので意味がなかった。むしろメリットを与えたようなものだった。
次に出たのは・・・
『氷付け』
アミティは頭上のいじゃまぷよを相殺しようと試みたが、氷付けされていれ相殺できず、それはフィールドにたまってしまった。その間にまぐろはまたスロットを回す。
『おじゃまぷよプレゼント』
今度は、多量のかたぷよが降り注ぐ。このぷよは連鎖に巻き込んで消そうとしてもなかなか消えない。上までぷよで埋もれてしまい、×のところに届きそうな今、アミティは負けそうなのである。
「・・・アミティは運にも恵まれていないのか」
クルークがぼそ、と呟いた。
運にも恵まれていないらしい少女があたふたしている中、まぐろはぷよを消していく。
「ちょ、まぐろ君、連鎖組むの早すぎます!」
「うっひょう☆」
りんごの声が届かないうちにまたスロットを回した。
「ふえ~、負けちゃう!」
「アミティ・・・!」「・・・」「く・・・っ」
アミティ、りんご、シグ、クルーク。誰もがそう思った時だった。
『フィールド交換』
「え!?」「こ、これは・・・」「おおー」「ま、まさか・・・」
二人のフィールドが交換された。アミティのフィールドには連鎖ができそうなぷよ。まぐろのフィールドは、おじゃまぷよで埋め尽くされ、かなり上まで積み上げられている。
「逆転した!?」
その場にいた全員(除:シグ)が声をあげた。
「え、待って、キビシイ・・・☆」
もちろん、まぐろも驚いている。
「よ、よーしっ!」
アミティは遠慮なくぷよを消していく。だが、まぐろの積み方は個性的で何処を消したら連鎖になるかわからないため、1連鎖ずつしか出来なかった。
「それでも、スロットの残りのぷよの数は減りますよね!」
りんごが地の文のフォローを入れると、クルークとシグは頷いた。
「バッチグー!」
そして、スロットを回した。
『連鎖のタネゲット』
アミティのフィールドにあった少量のぷよが消え、簡単に連鎖が出来そうなぷよが現れた。
「あ!これなら連鎖できそう!」
それを崩していく。
「サイクロワール!」
アミティのようやくまともな攻撃。
「そ、そういうこと言わないでよ!」
す、すみませんでした。
「キビシイ・・・☆」
大量のおじゃまぷよがまぐろに降り注ぐ。
「やった!アミティの勝利!」
思わずりんごは飛び上がった。そしてアミティ達の方に向かっていく。
「勝ったのかー」
「やっと終わったな・・・」
二人も満足そうな顔をし、彼女たちの方へ駆けていった。
「・・・ノー」
さっきからりせぱが空気になってました。すみません反省しています後悔はしていません。