前回のあらすじ
性格が変わったらしいまぐろを元に戻すため、アミティはスロットでぷよ勝負を挑んだ。最初のほうはスロットを回してもまぐろに利用されることが多く、クルークに「運にも恵まれていない」などと言われるが、運良く逆転することができた。つまり、アミティは運には見放されてなかったのである。これ大事。テスト出ます。(嘘ですゴメンなさい出ませんw)
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「いてて・・・★」
「あ、まぐろ君!」
まぐろがおじゃまぷよの山から抜け出したのを見て、三人はりんごのほうを向いた。
「・・・えっ、何で私のほうを向くんですか!?」
「だって、まぐろが元に戻ったかどうかわからないんだもん~」
「ああ。ほら、確認してみろよ」
「戻ったー?」
驚いているりんごに、アミティ、クルーク、シグが訳を話す。(シグを入れていいのか知らないけど)
りんごはまぐろに視線を向ける。
「・・・お前、()入らないだろ」
え、だって、いつも不安なんだもん・・・
「とにかく、次からやめろ」
クルーク冷たい・・・。描写に戻ります。
「・・・」
りんごは三人に視線を戻し、
「みんな、見てわからないの?どう見てもあれは戻ってるよ」
と、答えた。
「・・・だから、どうみてもわからな―」
「りんごちゃん★」
アミティのツッコミをまぐろがさえぎり、みんなの方に向かう。
「まぐろ、ツッコミくらいさせてよーっ!!」
「・・・アミティ、残念」
「どうしたの、まぐろ君?」
シグが慰めているのを横目で見て、まぐろに返事をした。
「ここって・・・何ていう場所なの?★」
「・・・えええぇえぇえええぇえぇええ!?」
まぐろがさらっと、とんでもないことを言ったのを聞いてしまった全員は、驚くことしか出来なかった。
「ど、どういうこと!?まぐろ、この世界に・・・プリンプに来たことあるよね!?」
「お、落ち着いてください!」
その中で一番混乱しているのが、アミティ。
「と、とりあえず考えるぞ、りんごは、まぐろの状態をもう少し確かめて」
「わ、わかりました・・・」
クルークの指示に従い、りんごはまぐろと会話を始めた。
「クルーク、どうなってるの!?」
「きおくそうしつー」
「・・・っ それだ!」
シグが口を開いたとたん、何か閃いたようだ。
「性格が元に戻ったら、記憶がなくなってしまう、という性質の一つなんだ。シグやアルル、りんごもそうだっただろ?」
「あ・・・確かに!」
クルークの意見に納得し、何とか落ち着きを取り戻すアミティ。
「まぐろの場合は、プリンプごと忘れちゃったってことだね!・・・でも、なんかだんだん悪化しているような・・・」
しかし、新たな疑問を持つ。
「そこなんだよな、問題は・・・」
「・・・もしかして」
再びシグが口を開いた。二人が注目する。
「強くなってると、その分忘れちゃうのかも」
「シグ、大事なことだけ話すよね・・・。でもそれって、性格が変わって強くなった分記憶をなくしちゃう、ってこと!?」
「・・・確かに、シグは弱くなっていたらしいから、性格が変わっていたことだけ忘れていたけど、アルルはシェゾの洞窟にいたこと、りんごはボク達に会ったことを忘れていた・・・」
「ど、どうしよう!それじゃ大変なことになっちゃう!!」
事実がわかるたびに混乱してしまう三人。
「とにかく、今ははやく性格を戻すのがいいだろ。もしかしたら、それで記憶喪失を押さえられるかもしれないからな」
「うん」
「それでいい?」
クルークはメガネをくいっと上げ、シグは普通にアミティのほうを向く。
「・・・うん、みんな頑張ろうねっ!」
アミティは顔をあげて答えた。その顔は、少し緊張感を持っていて、そして少し笑っているように見えた。
「みんな!」
りんごが話を終えて、三人に話しかける。
「まぐろ君が忘れているのはプリンプのことだけみたいです。アミティ達のことは忘れてないみたい!」
「りんごちゃんから話を聞いたよ、面目ない★」
「よ、よかった・・・」
二人の言葉に、三人は安心することができた。
「今までのことをまとめると、性格が変わると『強さが変わる』『強くなった分記憶がなくなる』ということだな。何故変わるのかは不明だけど」
「成る程・・・」「成る程★」
そして、クルークはりんご達に事情を話した。
「で、これからどうするんですか?」
話が終わると、りんごがふと問いかけた。
「うーん・・・」
アミティが首を傾げる。
「とりあえず、性格が変わっちゃう人を戻しつつ、性格が変わる理由と、記憶を元に戻す方法を見つけないと、だよね?」
「アミティのくせに、正論じゃないか」
「珍しい」
「クルーク、シグ、ひどぉい!」
「お、落ち着いて★」
「じゃあ、とりあえず場所を移動しないとですね・・・」
「アミさーんっ!!」
「え?」
その場にいる五人ではない声が聞こえてきた。
全員が振り返る。
「はぁ・・・はぁ・・・やっと着きました~」
「リデル!?」
そこには、リデルの姿。走って来たのか、息を切らしている。
「どうしたの、リデル!?」
五人がリデルに駆け寄る。
「そ、それが・・・・
アルルさんとよくいるヘンタイさんの様子が、おかしいんです・・・!」
「シェゾが!?」
全員(除:シグ)が声をあげた。
「ど、どういうことですかっ」!?」
「あのヘンタイはいつも様子がおかしいが・・・」
「説明してくれるかい?★」
「あ、は、はい・・・」
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私が、とある人を捜している時でした。
「あれ・・・アルルさんに、ラフィーナさん」
アルルさんが、ラフィーナさんのケガを治しているところを見かけました。
私は、アミさん達から事情を聞いていたので、声をかけようと思ったんです。
「アルルさ―」
「あれ、シェゾ?」
そしたら、そのヘンタイさんがお二人の近くに来たんです。私、「鬼っ子」とからかわれたことがあって苦手だったので、近くにはいけませんでした・・・。
「あら、あなたも来てたのね?」
「じゃあ、一応事情を説明するね!えっと・・・」
それで、三人で会話を始めたと思ったら・・・
「・・・え、シェゾ、何、どうした・・・」
「・・・フン、」
ヘンタイさんが、いきなり魔導を放って、アルルさんを眠らせてしまったんです・・・!
「他愛もない・・・」
「!?」
当たり前ですが、これにはラフィーナさんも危険を感じて、
「な、何するんですのっ!?」
ケガをしていない方の足を振り上げて抵抗しましたが、
「・・・アレイヤード」
「きゃあああっ!?」
また、ヘンタイさんが容赦なく魔導を放って・・・ラフィーナさんが気絶してしまいました。
「・・・」
そして、ヘンタイさんはアルルさんを連れて、去っていきました・・・。
「ら、ラフィーナさん!?」
私は、いなくなったのを確認してラフィーナさんのほうに駆け寄って、
「・・・ケガは、ないみたいです・・・」
ケガの確認をしました。
そして、ヘンタイさんを追いかけようと思ったのですが、思い当たる場所がなくて・・・。
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「それで、アミさん達に知らせようと思ったんです。あ、ラフィーナさんは、アコール先生に見てもらってます」
「たいへんだー」
「そうだよ、大変だよ!!」
シグの緊張感のないセリフに、アミティはまたあたふたして同意した。
「ヘンタイさんは・・・りすせんぱいの情報では、洞窟にいるはずです!」
「そうだな。もしかしたらそこでアルルをかくまってるかもしれないし・・・」
「とりあえず、行こうか★」
「うん!!」
そして、五人は急いで駆けていった。
「・・・私は、あのシグさんを探さないと・・・!」
みんなが見えなくなった後、リデルも姿を消した。
「また空気か・・・」
りせぱが一人で呟く。
「・・・見つけた」
「ふむ?」
りせぱが振り返る。すると―