引越し本番-4
引越し本番-3 のつづき
体重計に乗りながら嫁は叫ぶ。
「何で体重減ってねーんだよ!」
だから、何にもしてないからだろ。と心の底から思ったが口が裂けても言えない。
私は、無言で引越し作業を続ける事にした。
「・・・ちっ。」と嫁が舌打ちしながらパンツ一丁でうろつき始めた。
カーテンしてないのに。
そして嫁は、そのままの姿で子ども達の衣類をケースに収納し始めた。
本当に、こいつパンツ一丁似合うわ。
そんな感じで引越し作業が続き、私のTシャツも乾きだしてきた頃には外が暗くなり始めていた。
そこで、私と嫁は致命的なミスに気が付いた。
照明買ってねぇ。
引越し作業を終了し、子ども達の待つ実家に帰ることにした。
嫁が、「あ!危ねぇ!あたしパンツ一丁だ。」と気付いてくれた。
玄関で。
安心した。
とりあえず引越しって大変。
後、斉藤 が激太りしてました。
引越し本番-3
引越し本番-2 のつづき
「おい。3分で組み立てろ。」
私 「3分は無理でしょ。ウフフ。」
嫁は、鬼の形相で私を見下ろす。
「・・・いや、頑張ればできるかもしれないっす。」
私は、いそいそと食器棚の箱を開けた。
箱の中には、食器棚の板やらネジやらの部品がたくさん入っていた。
部品を一つ一つ説明書と照らし合わせ確認した。
「よし。全部揃ってる。頑張って組み立てるぞ。」
「おい!3分経っただろーが!!」
嫁の怒鳴り声が新居に響いた。
「えへへ、すいません。」
私は説明書を全力で握り締めていた。
結局、30分位で完成。
ふと、嫁のほうを見てみると、嫁は裸になり体重計に乗っていた。
お前、何にもしてないだろ。
汗でビショビショになったTシャツが、より一層冷たく感じた。
つづく
引越し本番-2
・・・むぅぅぅぅぅ!!!
私の足は一階から二階に上がった所で限界に達した。
嫁の、こいつマジで情けねぇ的な眼差しが私に突き刺さる。
予想以上に早くイッてしまい、風俗店のお姉さんに鼻で笑われる感じに似ている。
二階から荷物を放り投げてやろうかと思ったが、次は私が落とされるので止めた。
半泣きになりながらも荷物を全て三階の新居に運んだ。
私の足はプルプルしてるし、たまに痙攣したりもした。
よし、少し休憩しよう。
腰を下ろしたと同時に・・・。
「ピンポーン。お荷物到着しましたー。」
食器棚(組み立て式)が到着した。
「おい、3分で組み立てろ。」
容赦ない嫁の言葉が私を襲う。
つづく