はじめて薬を飲み始めてから2週間ほど経つと、薬が効いてきたおかげか徐々に座ってテレビを観れるようになってきた。
大きな進歩だ。
それに、何もできず眠くもないのにベッドにいるのは結構辛かったので娯楽ができたことも嬉しかった。
最初は短時間だったが、慣れてくると長時間テレビを観れるようになった。
実家ではネットフリックスを契約していたので、お勧めに出てきた海外ドラマを見まくった。
同時にこの頃、外に出る練習も少しずつ始めた。
この頃の私は、「なってしまったものは仕方がない。ゆっくり治していこう。」と思うようにしていた。
せかせか焦って前のめりで過ごしてしまう(そしてそれがたまに裏目に出てしまう)性格の私のままではこの病気は良くならないとわかっていた。
本当に私の性格とは相性の悪い病気である。
でもきっとその性格もこの病気を発症した一因なんだろう。
一日に何回も過去の元気だった自分と今の何もできない自分を比べてしまう。
まさか自分自身のことを「羨ましい」と思う日が来るなんて。