愛知県名古屋市・過食症専門カウンセラーの鈴木麗奈です。

 

 

最近、「リセットボタン」というタイトルの漫画を読みました。

 

主人公が人生で一番といえるくらいの最悪の状況に陥ったところで、「リセットボタン」が現れます。。。

 

ボタンを押すと、「最悪の状況が起きる前」に戻ってやり直すことができるのです!

 

すごいですよね!ほしいですよね!

 

あなたならいつに戻りたいですか?

 

もしかしたら過食症になる前かもしれませんね。

 

 

この漫画はいくつものお話しから成り立っていて、主人公はみんな喜んでボタンを押してやり直します。

 

「あのときの選択のせいで人生が大失敗になった」

 

「〇〇していれば、こんなことにはならなかったはず」

 

「あのときにもっと自分の気持ちを素直に伝えていれば、、、」

 

「あのときに諦めずに最後まで頑張ってみればよかった、、、」

 

誰でもいろいろありますよね。

 

 

私もたくさんあります。

 

・あのときに部活をやめなければ、、、

 

・あのときに違う高校を選んでいれば、、、

 

・過食症なんかにならなければ、、、

 

・あのときに離婚しなければよかった、、、

 

人生の分かれ道となった出来事はたくさんあります。

 

 

漫画の主人公たちは「失敗した理由はわかっているのだから、もっと良い選択をすることなんて簡単!」と思ってリセットボタンを押します。

 

ところがどうでしょう。

 

リセットして別の道を選択したら、もっと不幸なことが起きてしまうのです!

 

 

例えば、

 

・意地を張らずに素直に告白して好きな人とは付き合えたけれど、同じ人を好きだった親友が自殺してしまった。

 

→一生苦しみますよね。高校のときに好きな男子と付き合えるくらいでは割が合わないくらい大きな罪悪感を背負う事になります。

 

・彼氏の交通事故死は防げたけれど、大勢の人が代わりに死んでしまった。。。彼氏も気が狂って廃人に。。。

 

→人の寿命を無理に捻じ曲げると、たくさんの歪みと犠牲が出るようです。その重みに耐えられるでしょうか。。。

 

などです。

 

(著作権の都合と、テーマを理解しやすくするために、話を簡単にしています)

 

分かる気がします。

 

 

・もしあのときに別の高校(もうひとつ偏差値が下の高校)を選んでいたら楽だったかもしれませんが、「なぜもっとチャレンジしなかったのだろう」「あっちの高校に行っていれば充実した高校生活を送れたかもしれない」とずっと悔やみ、その後の人生に影響したかもしれません。

 

・もしあのときに心も体もとても辛いのに部活を続けていたら、そのうちに限界を超えて学校に行けなくなっていたかもしれません。そしてもっと早い時点で大きな失敗感を背負って生きることになったかもしれません。

 

・もしあのときに過食症にならなかったら、今のように「本当の自分」に気づくこともできずに無理に頑張り続けて、その結果として代わりに子供が病気になっていたかもしれません。そして今でもダイエットばかりしているかもしれません。。。

 

・もしあのときに離婚せずに、自分を押し殺したままで生きていたら、きっともっとひどい結果になっただろうし、気が狂って子供を虐待してしまったかもしれません。それに、過食症で悩む人たちのサポートもできていません。(←社会的意義もあるようです)

 

このように、もしあのとき別の選択をしていたら、今より不幸になっていたかもしれないのです。

 

いえ、きっとそうだと思います。

 

自分の中の何かが、そのときの環境の中でできる最善の選択を知っていて、それ選んだのだと思います。

 

あのときの環境の中では、あの高校に行くことが最善の選択だった。

 

あのときの環境の中では、部活をやめることが最善の選択だった。

 

あのときの環境の中では、人生を変えるために過食症になることが最善の選択だった。

 

あのとき環境の中では、一度離婚して自分を取り戻すことが最善の選択だった。

 

 

のです。

 

 

別の道を選んでいればもっと良かったようでも、そうではなかったのです。 私はこの話、とても腑に落ちています。

 

あの時に別の選択をしていれば、、、

 

この思いがあると「取り返しがつかない過去」を一生悔やみ続けることになります。

 

選択を間違えて、違う方向に進んでしまった自分の人生、、、だとしたら今更どうしようもありません。

 

でも、「あの選択は、あのときの環境の中での最善の選択だったんだ」と腑に落ちると、自分を責めなくてよくなります。

 

心がふわっと楽になります。過去から解き放たれます。

 

あなたの場合はどうですか?