私は幼稚園生の頃、祖母の家から幼稚園に通っていた。

祖母が好きというよりは、好きだったけど…

幼稚園バスに乗りたかったから。

そして、祖母の家には曾祖母がいた。

私はいつも曾祖母に遊んでもらっていた。

毎日を祖母の家で過ごし、祖母の家から登園。

もちろんバスに乗って。

そして夜はというと、曾祖母と一緒に寝る。

蚊取り線香をたいた蚊帳の中で。

そして、今日、久しぶりに蚊取り線香をたきながら、

懐かしい記憶がよみがえる。

曾祖母と遊んだ記憶。

部屋の中で歌を歌ったり、絵をかいたり、お菓子を食べたり…

私にとって、曾祖母と一緒の時間は何をしても許される時間だった。


心が「あぁ、いやだ。いやだ。」とざわめくことがある。

それは、旦那さんにきつい言葉を浴びせられた時。

多分、相手はきついとさえ思っていないだろう。

思うことは、私の馬鹿さ加減なのかもしれない。

夜遅く、帰ってきた旦那さんに

『しまわないの』と言われ…

『閉めないの』と聞き間違えて、

玄関のカギをかけ忘れていつことすら忘れていた私。

カギぐらい閉めてくれてもいいのにと思いながら閉めた瞬間、

『しまわないの車!!』とさらにキツイお言葉。

出かける予定で玄関前に車を止めっぱなしだったことも忘れていた…

車をしまわないのだったのかぁ…

そんなやり取りの中、私の心はざわついた。

いやだと思うのは、

きっとカギや車を忘れてしまっていた自分のことを呆れられていると思うからだろう。

自分でも呆れてしまう…

何をしていたんだか
昨日、夜、母に電話をかけた。

知り合いから頂いたらっきょを漬けたかったから。

らっきょの漬け方はインターネットでも調べられたかもって思うけど…

その時は、そんなこと思いもしなかった。

母に電話をして教えてもらおうって…

だけど、母の代わりに父が出た。

父が「お酢とか入れるんじゃ~ねぇのかな~。」と教えてくれたけど、

最終的には「今日は漬けるのをやめたら」に変更された。

もうすぐ40になろうとしているのに…

もっと、料理を教えてもらっておけばよかったと思う。

インターネットや本ではなく、私が美味しいと感じる母の手料理を。

今からでも遅くないから、少しずつ書き残していこう。

まずは塩漬けらっきょうからかな。