レギュラーシーズン110試合目

 

8月2日(日本時間8月3日)

ドジャース対アスレチックス

敵地:オークランドコロシアム

 

≪スタメン≫

 

ドジャース大谷翔平は「1番DH」で先発出場

今日の試合は8月の初戦

4打席までヒットがなかった大谷は9回の第5打席で4試合ぶりとなる33号3ランを放ちました。

ドジャースは大谷の3ランで1点差に迫ったものの1点及ばずが5-6で敗れ3連敗

パドレスと入れ替わってナリーグ西地区2位になったダイヤモンドバックスに4ゲーム差と迫られています。

 

33号を打った時、久しぶりに派手なバットフリップをしたんですが

翔平はここ4試合、ホームランどころかヒットすら1本も打っていなかったので

「やった!」とか「見たか!」っていう意味ではなく

「やっとだよ!やっと出たよ!」っていう気持ちと「ホームラン打つならさっきの打席だろ!」って気持ちが混ざって

ああいう怒りのバットフリップになったんじゃないかと思っています。

 

試合後の会見でこういう顔をしていたことからも明らか。

悔しすぎて唇を噛みしめていて

とても3ラン打った人がする顔じゃないですよね。

 

 

 

 

ロバ―ツ監督も言っていましたが、今のドジャースの打線は相手チームに「大谷さえ抑えればあとの8人は何とかなる」と思わせている部分があります。

そのためどのチームのどの投手も翔平と対戦する際には「コイツだけには絶対打たせない」というきわどい球を投げています。

その証拠に翔平だけ四球率が異常に高くなっているんです。

要するに「長打やホームランを打たれるぐらいなら四球になってもいいからきわどい球を投げる」ということです。

ここ4試合ヒットすらなかったのはそういう理由もあるということ。

エンゼルスにいた時なんかそういう事がしょっちゅうありましたよね。

 

ま~、強打者の宿命っていえばそうなんですけど、1日も早くベッツとフリーマンに帰ってきて欲しいです。

 

ただ面白かったのは翔平がホームランを打った時、アスレチックスファンが一斉に立ち上がって両手を天に突き上げて喜んでいたこと(笑)

アスレチックス対ドジャース戦はインターリーグなので、アスレチックスファンが翔平のプレイを見られることはほとんどありません。

しかも来年は1試合もないことが決まっているので今日来たアスレチックスファンは「俺はオオタニのホームランを見た」って一生言い続けると思います(笑)

 

 

≪試合結果≫

 

チーム

 

【本】Tヘルナンデス23号、大谷33号(ド)ランゲリアス21号、ブラウン10号、ルーカー27号(ア)

 

≪試合前≫

アスレチックス対ドジャース キャッチボールへ向かうドジャース大谷(撮影・横山健太)
アスレチックス対ドジャース キャッチボールをするドジャース大谷(撮影・横山健太)
アスレチックス対ドジャース ドジャースのカーショー(左)が見つめる中、キャッチボールをする大谷(撮影・横山健太)
アスレチックス対ドジャース キャッチボールをするドジャース大谷(撮影・横山健太)

打撃の準備をする翔平

アスレチックス対ドジャース 試合に臨むドジャース大谷(撮影・横山健太)

 

≪試合中≫

 

アスレチックス相手に2-6で負け越しているしかベンチでバツが悪そうな翔平

 

 

 

≪翔平の結果≫

第1打席

1回先頭打者

アスレチックス投手は右腕エステス

初球151キロ外角高め直球を打って中飛。これで16打席連続無安打

アスレチックス対ドジャース 1回表ドジャース無死、中飛に倒れる大谷(撮影・横山健太)
 

第2打席

3回1死

アスレチックス投手は右腕エステス

カウント0-1から150キロ真ん中直球を打って中飛

これで17打席連続無安打

アスレチックス対ドジャース 2回表ドジャース1死、中飛に倒れる大谷(撮影・横山健太)

第3打席

6回1死

アスレチックス投手は右腕エステス

緩いチェンジアップとスライダーで追い込まれカウント1-2。最後は153キロ内角高め直球を打ち上げ三飛。三塁手に後ろ向きで好捕された。

これで18打席連続無安打

アスレチックス対ドジャース 6回表ドジャース1死、三飛に倒れる大谷(撮影・横山健太)
アスレチックス対ドジャース 6回表ドジャース1死、三飛に倒れる大谷(撮影・横山健太)
6回、三飛に倒れベンチに引き上げえる大谷(AP)

第4打席

7回2死満塁

アスレチックス投手は右腕アダムス

一発出れば同点の好機。

しかしカウント1-2から外角高め142キロを打って一ゴロ

これで19打席連続無安打

アスレチックス対ドジャース 7回表ドジャース2死満塁、一ゴロに倒れる大谷(撮影・横山健太)
アスレチックス対ドジャース 7回表ドジャース2死満塁、一ゴロに倒れる大谷(撮影・横山健太)

第5打席

9回2死一、二塁

アスレチックス投手は右腕ファーガソン

カウント1-1から内角高め150キロ直球を打って右翼席へ弾丸ライナーで飛び込む33号3ラン

打球速度116・3マイル(187・1キロ)

飛距離405フィート(123・4メートル)

角度25度

20打席ぶりのヒットが鬱憤を晴らすかのような豪快な本塁打となった。

大谷の3ランで1点差に迫ったが続くスミスは遊ゴロに倒れ試合終了

 

 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers hitting in the top of the seventh inning during the regular season game against the Oakland Athletics at the...
 
アスレチックス対ドジャース 9回表ドジャース2死一、二塁、右越え3点本塁打を放つ大谷(撮影・横山健太)
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers hits a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning during the regular...
 
大谷翔平、4試合ぶり33号 19打席無安打→今季初の3ラン…年間48発 ...
 
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers hits a three-run home run against the Oakland Athletics in the top of the ninth inning at the Oakland...
 
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers flies out to center field against the Oakland Athletics in the top of the first inning at the Oakland...
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers hits a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning during the regular...
 
久々に見た超派手なバットフリップ
 
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers flips his bat after hitting a three-run home run against the Oakland Athletics in the top of the ninth...
 
つか、怒りのバットフリップかな?(笑)
 
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers flips his bat after hitting a three-run home run against the Oakland Athletics in the top of the ninth...
 
とりゃっ!!!
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers flips his bat after hitting a three-run home run against the Oakland Athletics in the top of the ninth...
 
コノヤロー!!!!
えいっ!!!!
大谷翔平 吠えた9回33号3ランより7回満塁機での凡退悔やむ「その ...
 
うおおおおおおおお!!!!!
今頃かよっ!!!!!
俺のバカーーーーーーッ!!!!
お母さーーーーーん!!!!!
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers reacts after hitting a three-run home run against the Oakland Athletics in the top of the ninth inning at...
 
アスレチックス対ドジャース 9回表ドジャース2死一、二塁、右越え3点本塁打を放ちほえる大谷(撮影・横山健太)
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers reacts after hitting a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning during...
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers reacts after hitting a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning during...
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers runs the bases afrer hitting a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning...
 
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers runs the bases afrer hitting a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning...
 
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers trots around the bases after hitting a three-run home run off of Tyler Ferguson of the Oakland Athletics in...
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers reacts after hitting a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the ninth inning during...
 
Shohei Ohtani of the Los Angeles Dodgers is congratulated by Enrique Hernández and James Outman after Ohtani hit a three-run home run against the...
 
アスレチックス対ドジャース 9回表ドジャース2死一、二塁、右越え3点本塁打を放ちタッチを交わす大谷(撮影・横山健太)
 
Shohei Ohtani of Los Angeles Dodgers celebrate with teamates after hitting a three run homerun,his 33 homerun of the season in the bottom of the...
 
大谷翔平が意地の33号3ラン「その前の打席で打てれば」…満塁 ...
 

 

 

 

 

 

≪試合後≫

 

 

-最後の打席でホームランが出た。その前の打席で良い感覚があったか

ここ数試合、正直状態はあんまり自分の中でも、良くないかなと思うんですけど。願わくば最後の、その前の打席(7回2死満塁)で打てれば、チームとしても大きなチャンス、勝てるチャンスがあったんじゃないかなと思います。

 

-フラストレーションが打席に出たか

そうですね。もうなんでもいいので、もうつなぐ、後ろになんとか回しながらとは思ってたので。結果的に、良い結果でしたけど。その前の4打席がやっぱり、もう少しなんとかできたのかなとは思います。

 

-ここ数試合の打撃が万全ではないというのは、相手の攻め方が変わったのか、それとも打線の調子が反映されているか

それはあんまり感じてないですかね。どちらかというと自分の状態というか、振ってる感じの、やっぱり打ったと思っても、なんていうんですかね。いい角度で上がっていない、結果的に今日みたいなフライアウトであったりとか。ラインドライブの正面をつくようなアウトみたいなものが増えてるので。どちらかというと自分の内容かなとは思います。

 

-2位パドレスに差を詰められているがプレッシャーは

プレッシャーというよりかは、なんていうんですかね。歯がゆいみたいな感じじゃないかなと思うので。今日もアウェーでこれだけのドジャースファンの人にも来てもらって。なかなか最近勝てないところが、チームとしてフラストレーションがたまっていっているのかなとは思います。

 

ー1打席目、2打席目は打球が上がりすぎた。どこがズレているのか

2打席目(中飛)は良かったとは思いますね。(打球角度)36度で(打球速度)105マイルぐらい出てるので。どちらかというとスピンがかかりすぎている。同じ打球速度でも、やっぱり伸びない要因がそこかなとは思うので。(スイング)軌道が少しずれているのかなとは思います。

 

-疲れも影響しているか

疲れはないですかね。正直、かなり休みが最近多いですし。前半戦よりもスケジュール的にはルーズになっているので。体的には万全な状態じゃないかなとは思うので。本当に自分の技術不足というか、悪い時は必ず来るんですけど、早く元の状態にどうやって戻すのかっていうテクニックじゃないかなとは思います。

 

-最後の打席できっかけをつかんだ感覚か、それともまだまだか

いい方向に出てるので、結果としては、やろうとしてることが。明日がやっぱり大事かなと思いますし、自分の中で良かったって思う感覚が、どれだけ持続できるかが大事だと思うので。やっぱり明日の1打席目、2打席目が大事かなとは思います。

 

-100試合を越えて残り50試合。プレッシャーがかかる展開は望んでいたか

まだでも8月ではあるので、1試合1試合積み重ねて。やっぱり9月に入った時にどのぐらいの差で、どの位置にいるのかっていうのが、そこからじゃないかなとは思うので。まだ最後の決めにいくっていうよりかは、積み上げて、自分たちのしっかりとした野球をしっかりと1試合1試合積み上げていく段階かなとは思います。

 

-7月は三振が増えていた。ストライクゾーンや構えで違う感覚はあったか

単純に、打ったなと思ってるスイング、打席がファウルになると、それはワンストライク増えるので。それだけ三振になるリスクは高くはなるんですけど。良い時っていうのは、打ったと思った打球が結果的な、(良い)結果球になってるので、三振っていう形はあんまり少ないのかなとは。単純ですけど、そう思ってます。

 

-オークランドはメジャー初出場など縁がある球場。感慨深いような感覚はあったか

初ヒットもそうですし、初勝利もここではあるので。思い出はもちろんありますね。これから使えなくはもちろんなるので、大事に試合したいなとは思ってますけど。それ以上にケージがないので、どうやってこうゲームの中で次の打席、次の打席にしっかり合わせていくかというのがちょっと難しい球場ではあるので。そこはもう1回やらないといけないと思います。

 

 

 

 

デーブ・ロバーツ監督

 

「今夜は良い打席がいくつかあった。もちろん、翔平もです。今晩の翔平は、試合序盤でいくつかホームランを打ち損じたものの、良いスイングをしていて、最終回にしっかりと捉えることができた。良かったと思う。私たちが最後まで戦い続けたのは良かった。ただチームで三振がまだ多く、三振を取らない(計5人の)投手から11個も三振を奪われたのは残念」

 

ーー大谷は自己ワースト19打席連続無安打とヒットがでていなかったことで心配はあったか?

「何もないよ。サンディエゴシリーズには触れたくないけど、今日の試合でも、最初の打席でホームランを逃して、次の打席でも大きなフライを打った。その後は(7回2死満塁で)ゴロを打ってしまったこともあったけど、今夜は3つ良いスイングをした。とはいえ、翔平1人でこの打線を引っ張るのは不可能なこと。残りのラインナップがこの状態のままだと相手チームにとって対処しやすくなっている。彼はうちのオーダーの1番を打ち、最も危険で才能ある打者だから、相手チームは彼を抑えることがゲームプランになる。彼を抑えれば後の8人と勝負すればいいだけ。見ての通り試合は4点差で、4点あれば3ランホームランでも勝てない。だから、彼らは翔平に挑んできた。翔平は彼らに仕返しをした。ただもっと早い段階で満塁のチャンスがあったよね。でも、彼も毎回毎回うまくいくわけではない」