リアル中学受験 これは教育虐待なのか、小学生に午前0時すぎまで勉強させて…それでも不合格 リアル中学受験-わが家の場合

 

家庭では、教員免許も持っている妻が算数、夫の私が国語と理科とそれぞれ担当。できる限り、息子の勉強につきあいました。間違えた問題を繰り返し解かせるだけでしたが、午前0時すぎまで勉強させたこともしばしばでした。

もしかしたらこれは「教育虐待」にあたるのでは、と不安にもなって「睡眠時間を削ってまで小学生に勉強させて意味はあるのか」と夫婦で何度も話し合ったのですが、本人が「やる」といううちは継続することにしました。

週末のテストが終わるころを見計らい、塾に迎えに行くときは、親の方もドキドキしていました。「どうだった」と聞くと息子は「まあ、できたかな」と自信ありげな反応。ですが、成績が返ってくると、結果はいまひとつ、ということが何度も続きました。

家族のなかでは「息子の『できた』は信用できん」ということになったのですが、まれに好成績を取ることもありました。そのことが残像になって「やればできるのではないか」と、親も引くに引けなくなったのです。

 

 

 

 

 

この手の話って昔から散々見聞きしてきたけど、その度によく思うんですよ。

 

 

「自分たち夫婦は多少運動神経がいい程度なのに、子供を死ぬほど勉強させたからといって日本一の選手になれるとは限らない」

っていう事は理解できるのになぜ

「自分たち夫婦は成績がちょっと良かった程度なのに、子供を死ぬほど勉強させたからといって超一流校に入れるとは限らない」

っていう事は理解できないんだろう、って。

 

 

もちろん子供がやりたいっていう事をやらせてあげるのは素晴らしい事だし

運動にしろ勉強にしろ芸術にしろ、一生懸命努力をすればある程度のところまではいけると思っています。

 

でもそこから先の「超一流」というレベルに達することができるのは

努力だけではなく「持って生まれた才能を兼ね備えている人」に許された特権だと思うんですよ。

 

運動も勉強も最高値に達することができるのは「生まれついての才能を持ちつつ努力を惜しまない人」だと思った方が親のため子供のためになる気がします。

 

 

だって考えてみてください。

 

「スポーツが好き」「運動神経がちょっといい」っていう程度の夫婦の間に生まれた普通の体格の普通の子供を小さい内から遊ばせず寝かせもせず死ぬほど練習させたからといって大谷翔平になれるんて誰も思わないでしょ?

 

そういう事に気づかない親ってマジやばいと思うし、子供が気の毒すぎる。