水原一平容疑者の弁護士が声明「大谷氏、ドジャース、MLBに謝罪したいと考えている」
不正送金で銀行詐欺容疑で米連邦当局に訴追された大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者(39)が13日(現時時間12日午前)、米カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。米ESPN局によると、保釈金を支払い釈放されたという。
米ドジャースネーションなど複数メディアは同日、水原容疑者の弁護士からの声明を発表した。
「本日、水原氏が自首して初出頭し、政府との合意に従って保釈金を支払って釈放されました。同氏は今後も法的手続きに協力しており、政府との合意に達してこの事件をできるだけ早く解決し、責任を取ることができるよう望んでいます。彼は大谷氏、ドジャース、メジャーリーグベースボール、そして彼の家族に謝罪したいと考えてます。法廷で指摘されているように、彼はギャンブルの治療も望んでいます。現時点ではこれ以上のコメントはありませんが、法的手続きが進み次第、水原氏からさらにコメントを提供する予定です」
大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正に送金したとして訴追された水原容疑者はこの日、法廷に黒いスーツに白シャツ、足かせをされて姿を現し、「イエス」と16度述べた。保釈についての手続きが行われ、保釈金は2万5000ドル(約382万円)に決定。今後許可なしにいかなる被害者(=大谷)ら関係者と接触しないこと、ギャンブルを今後しないこと、パスポートを返納することという条件もつけられた。
同容疑者のフリードマン弁護士は、予定されていたメディア対応をせずに地裁を後にした。 次回は5月9日、現地時間午前11時30分から行われる。