上履きの中に「きょうこそころす」と切れ端、給食に鉛筆の芯…女児へのいじめを福岡市教委「重大事態」

 



2022年、福岡市の小学校で、女子児童に対して上履きに「ころす」と書かれた紙が入れられるなどした6件がいじめと認定された上、重大事態に当たると判断されていたことが分かりました。

市教育委員会が9日にウェブサイト上に公表した調査報告書によると、22年5月、当時4年生だった女子児童の算数と国語の教科書が男子トイレから見つかった。同じ日の女子児童の給食には鉛筆の芯が入れられていたほか、いすに画びょうが一つ置かれていた。

また、翌日の登校時、上履きの中から「きょうこそころす」と書かれたノートの切れ端が見つかった。児童はその場で涙を流し、職員室で休んだ後、恐怖でしばらく教室に戻ることができなかったという。その日の給食の食器からも鉛筆の芯が見つかった。

第三者委は、これらの行為6件をいじめと認定した。「短期間に連続して発生しており、被害児童にとって大きな精神的圧迫となった」として、重大事態に該当するとした。

ただ、いずれの行為も加害者は特定されておらず、第三者委は学校の初期対応が遅れ、初動調査が不十分だったと指摘。「適切な対応が取られていれば、児童の心理的な苦痛は最小限に抑えられていた」として、いじめ調査の研修の充実化などを提言した。

市教委安全・安心推進課は「第三者委の提言を重く受け止め、再発防止に努めていく」としている。
 

 




なぜ第三者委員会が設けられるようになったのかは不明なんですが、学校内だけで内密に処理してしまうケースが多いことを考えると
第三者委員会を立ち上げてきちんと調査した点と「重大事態」と認定した点はとても評価できると思うんです。

でも結局「こういう事実があった」ということが認定されただけで一番大事な「誰がやったのか」ということが判明していないし、誰も罰せられていないし誰も責任を取っていません。

「加害者は特定されておらず」って言ってるけど特定できなかったんじゃなくて特定しようとしなかっただけだと思います。

どうせ「子供がしたことだから」とか「犯人を特定したらその子が傷つくから」とかなんでしょ?


同級生に「きょうこそころす」なんて冗談や悪ふざけで済ませれることじゃないのに
ホント、日本って加害者に優しい国ですよね。

少しはフランスを見習って欲しい。
 

 


いつでも我慢を強いられるのは被害者の方っておかしすぎるし
被害者の親が「世間体を気にしたり学校に遠慮して警察に被害届を出さない」っていう風習も絶対によくない。

もう昔と違うんですよ。
「ムカついたから人を殺してやる」
「イライラするから人を殺してやる
「何をやっても自分の思い通りにならないから人を殺してやる」っていう時代なんです。今は。

こういう時代に自分の子供の命と将来を守ろうと思ったら、それなりの覚悟が必要なんです。
でもそういうことがわかっていない親が多すぎる。

被害者の親自身が「できれば穏便に済ませたい」「出来ればなかったことにしたい」なんて思っていたら
子供の心も子供の命も守れるはずないのに。


 

 

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