いよいよ翔平の移籍先が決まるのではないかという事で
アメリカでも日本でも右往左往する大騒ぎになっていますが
当初「大谷の獲得に乗り出しているのは10球団以上」と言われていましたが
そこから「ヤンキース・メッツ・レッドソックス・マリナーズ・レンジャーズ」が撤退し
現在は「ドジャース、カブス、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルス」の5球団が残っていると言われています。
そして、球団幹部や代理人らによる「ウィンターミーティング」が、12月4日から7日まで(日本時間5日~8日)の4日間行われることになっているんですが
この期間中に決着する可能性が高いそうです。
相変わらず「ドジャーズに行くだろう」という意見が圧倒的に多いわけですが、
気になるのは、日本のMLB担当記者さんたちがほぼ全員エンゼルスを推していること。
MLB解説者のAKI猪瀬さんはシーズン途中からずっと「大谷選手は100%エンゼルスに残留する」と言い続けていて、つい最近「エンゼルス80%ドジャース20%」と修正していましたが、それでも「絶対エンゼルス」と自信満々にコメントしています。
そして大谷担当10年のスポーツニッポン柳原記者や、現地で6年間翔平を取材している日本人記者なども
「エンゼルス残留が30~40%」と、ずっと言っているんです。
特にハッキリした証拠があるわけではなく「色々な事を総合的に考えるとエンゼルスに残るという可能性が大きい」ということみたいなんで、何とも言えませんが、
MLB事情を一番よく知っている人たち全員が「エンゼルス」と言っていることに「マジかよ」と思ってしまいます。
確かに「右腕を手術して来季は打者のみになる」という特別な事情が出てきてしまったので、エンゼルス残留が全くないとは言えませんが、
2021年シーズン終盤、試合後のインタビューの際「プレーオフを逃しフラストレーションが溜まることはあるか」という質問に対して
「ありますね、やっぱり。もっともっと楽しいというか、ヒリヒリする9月を過ごしたいですし。クラブハウスの中もそういう会話で溢れるような9月になることを願っています」と答えていて
「エンゼルスに残留したい気持ちは?」という質問には「もちろんファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きであるので。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強いですし、プレーヤーとしてはそれの方が正しいんじゃないかなと思っています」と答えていてと答えています。
そしてそれから2年間、翔平がどれだけ頑張っても、体を故障するまで頑張っても、エンゼルスはプレイオフのワイルドカードさえ手に入れていません。
それどころか8年連続して負け越し中です。
来年はもう30歳になる翔平が、このチームでこれ以上自分のキャリアを台無しにする必要がどこにあるのか私はわかりません。
「ドジャースみたいな勝って当たり前っていうチームで優勝しても大谷が喜ぶとは思えない」
「もう一歩でワールドシリーズに行かれないっていうチームでチャンピオンリングを掴む方が大谷らしい」っていう話もよく出ていて、それもわからないことはないんですが、
「じゃあワールドシリーズに絶対いけないチームで体がボロボロになって老いていく翔平の姿が見たいのか?」って言いたいんですよ。
私はやっぱりドジャースに行って欲しいし
WBCで超ヒリヒリする日々を送った上で手に入れた世界一
あの経験をしてしまった翔平がエンゼルスで我慢し続けるとは思えません。
ただ、もし翔平が「今はエンゼルスに残留するのが一番いい」と思って再契約した場合は今ままで通り全力で応援するつもりですけどね。
イヤだけど(笑)