トラック運転手、事前に体調不良申告 八雲5人死亡事故 道警、勤務実態捜査

 

渡島管内八雲町の国道でトラックとバスが正面衝突し、バスの乗客ら5人が死亡した事故で、死亡したトラックの男性運転手が事故発生前、勤務先の養豚会社に体調不良を申し出ていたことが27日、関係者への取材で分かった。

 

道警もこの情報を把握しており、男性運転手の体調異変が事故につながった可能性があるとみて、勤務実態などを詳しく調べる方針。

 

 

 

 

トラックの運転手さんって

「給料が減るのが嫌なのでよほどの事が無いと体調不良を申告することがない」

という話を聞いたことがありますが

でも今回亡くなった運転手さんは会社に体調不良だと自ら申告していたというし

家族にも「体調が悪くて不安」と打ち明けていたと言います。

 

なのに起こってしまった死亡事故。

 

 

勤務先の会社は事故が起こった直後

「体調については何も問題がなかった」

という嘘をついています。

 

 

ということは、運転手さんが規定に従って

「体調が悪い」と申告したのに会社側が

 

あ、そ

じゃ気をつけて運転してね

 

ぐらいな対応しかせず

勤務につかせたという事になります。

 

 

その結果が5人もの尊い命が失われるという

大事故に。

 

 

 

いくらマニュアルをつくっても

何度マニュアルを改善しても

園バスによる園児の置き去り事故が

全く無くならないのと同じで

いくら事故を防ぐための

規則や規定や罰則をつくったところで

それを守らない人がいる限り

そんなもの何の意味もないし

何の役にも立たないということです。

 

 

人の命が失われてから

「しまった」と言ったところで

どうにもならないのに

なぜ人は同じ過ちを延々と繰り返してしまうのか。

 

 

亡くなられた方々が気の毒でなりません。