大谷翔平を「追い出した男として…」 エ軍オーナーの思惑を他球団推測、今夏の放出は「ない」
ある球団幹部は「彼らはトレードしないだろう」とエンゼルスが大谷を放出する可能性を否定。別の幹部も「彼らがトレードするとすれば、一番良い時期は昨夏だった。しかし、彼らが完全に崩壊しない限り、可能性はない」との見方を示した。
あるライバル球団の関係者はアート・モレノオーナーの意向が反映されていると推察。「この世代のベーブ・ルースを自身の球団から追い出した男として記憶されたくない」というのだ。
同記事は「もし彼が(FAで)アナハイムを去るとしても、それはオオタニが去る選択をしたのであり、モレノが街から出ていくように案内したからではない」と言及。FAで他球団と契約した場合は少なくとも“大谷を追い出した男”の異名は回避できるとした。
エンゼルスは翔平に対して再契約(契約延長)の話しを正式に持ち出しているはずですし
今年の8月1日までに再契約に関して再度何らかのアクションを取るはずです。
そしてその際に翔平が合意しなければ「今シーズンオフにFAで他の球団に行くつもりでいる」という事が決定的になるわけですが
でもだからと言って「100%移籍してしまう」というわけではないんですよね。
例えば「8月までの間にエンゼルスが大きく負け越していてポストシーズンに進出できる可能性がほぼない」という状態だったら「移籍するのは間違いない」ということになると思いますが、
もし「エンゼルスがアリーグ西区のいい位置につけていて、最終戦までにポストシーズンを狙える可能性がまだまだある」という状態だったら、8月1日までの間に再契約に合意しなかったとしても、エンゼルスでもう一年頑張る可能性は残されると思うんです。
翔平本人が「球団もファンも好きだしこのチームで優勝したいと思っている」と何度も言っているのは多分本心だと思っています。
そして「エンゼルスのオーナーが大谷を追い出した男になりたくない」というのもかなり納得できる話です。
モレノオーナーは「本当の野球好きではなくただ単にビジネスとして金儲けしたいだけ」と言われ続けているので
本心を言えば「大谷にタダ同然で出ていかれるぐらいなら他の球団に超高額で売り飛ばしてしまった方が得」と考えていることは間違いないと思うんです。
でもさすがにそれをやってしまったらエンゼルスファンが黙っていないと思うし、モレノオーナーを一生許さないと思います。
また野球界からも世間からも「損をしたくないために大谷を自ら追い出した男」と一生言われ続けるはずです。
いくら「お金命」のモレノオーナーでもその汚名を浴びたまま、人生の終盤を送るのは厳しいでしょうね。
ドジャースが「大谷が10年契約したいのなら10年契約でもいいし、2年契約がいいなら2年契約でいい」「中5日で投げたいならそういうシステムに変える」「10年800億ぐらい出せる」とすんごい息巻いていますが確かにドジャースなら
*ポストシーズン進出常連の強豪チーム
*契約金をいくらでも払える財力がある
*本拠地がロスなので引越す必要がない
*温暖で過ごしやすい気候
こういった感じなので移籍するチームとしては決して悪くないですよね。
翔平も7月で29歳になります。
二刀流選手として華々しい活躍ができる時間は限られているので、
のんびり構えている余裕はありません。
さて、どうなることやら。