国際刑事裁判所 プーチン大統領に逮捕状 ウクライナ情勢めぐり

 
オランダ・ハーグにあるICC=国際刑事裁判所は、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアが占領したウクライナの地域から子どもたちを移送したことが国際法上の戦争犯罪にあたるとして、ロシアのプーチン大統領などに逮捕状を出したと明らかにしました。

これについてウクライナ側が歓迎する一方、ロシア側は強く反発しています。
 
ウクライナで行われたとみられる戦争犯罪などについて捜査してきた国際刑事裁判所は17日、ロシアのプーチン大統領と子どもの権利などを担当するマリヤ・リボワベロワ大統領全権代表について、戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したことを明らかにしました。

ロシアが占領したウクライナの地域からは多くの子どもたちがロシア側に移送されていて、裁判所はこれが国際法上の戦争犯罪にあたり、プーチン大統領に責任があると信ずるに足る十分な根拠があるとしています。
 

 

 

 

多くの人達が言っている通り、

逮捕状が出たからといって

プーチンが本当に逮捕される可能性は

ほぼ無いと思います。

 

ロシア・中国は元より、アメリカさえ

ICCに加入していませんから。

 

 

でも「じゃあ逮捕状を出したことに何の意味もないか」というと決してそうではないですよね。

 

まず世界中に「プーチンは戦争犯罪者」ということが正式に、且つ明確に知れ渡ったわけですし

なによりロシアの国民に「国際刑事裁判所から逮捕状を出された=悪いのはプーチン」「プーチンは戦争犯罪者」とハッキリ知らしめることになった点が一番大きいのではないかと思います。

 

 

ドイツ・ベルリンの壁が崩壊した例があるように、「まさかこんな事で!?」というような理由で国が消滅することもあるので、

今回の逮捕状も大きな地固め的なものになると信じています。