「痴漢をされたくないお客様は…」JR埼京線・新宿駅のアナウンスが物議
「並びづらくなった」「自分で守ってと言っているように感じる」
「新宿駅のアナウンスが異常な件」
8月30日、そんな言葉とともにSNSに投稿された動画。
駅係員:
防犯カメラは多く設置しておりますが、痴漢は多くいらっしゃいます。痴漢をされたくないお客様は後ろの車両をぜひご利用ください
帰宅ラッシュ時のJR新宿駅の埼京線のホーム。アナウンスの内容に違和感を覚え、カメラを回したという男性に話を聞くと…
撮影者:
「痴漢は多くいらっしゃいます」って、この辺の並んでいる男の中に必ずちょっとはいるよというニュアンスにも聞こえますし、私も並びづらくなりました。被害者側に「されたくなかったら移動しろ」っていうのは、女性の自己責任論にもつながりかねないと思います
街の人からは…
20代学生:
何もしないで痴漢があるよりかは、一応アナウンスしてくれていて、痴漢対策はしてくれているんだなって感じます
一定の理解を示す声もあるものの…
20代学生:
「痴漢する側がいるのは当たり前なので、そういうのされたくなかったら自分で守ってください」って言っているように感じる
20代学生:
痴漢される側がなんで動かなきゃいけないのかがわからない。痴漢をする人が悪いと思うので
JR東日本:
今回のアナウンスは、お客様をすいている車両へご案内する目的で行ったものですが、適切なご案内ではなかった部分がありました。案内を聞いて不快に思われたお客様に、お詫び申し上げます
このアナウンスを聞いた時
「埼京線って経営側自体がバカで底辺だからバカで底辺の痴漢が集まってくるんじゃん?」と笑ってしまいました。
犯罪者である痴漢に対して「いらしゃいます」と尊敬語を使っているのもおかしいし
「痴漢されるのが嫌ならお前が自分でどうにかしろ」という意味合いのことを言うのもおかしいですが
私がもっと「頭おかしいんじゃん?」と思ったのは、「痴漢の存在」と「痴漢行為」を容認してしまっている点と
「痴漢されたくない奴は移動しろ=移動しない奴は痴漢されても仕方がない=移動しない奴は痴漢OK」という様にも取れてしまう点です。
日本語の使い方を知らない人や、言っていい事といけない事の判断がつかない人が多すぎる