買い物に行った帰りのことです。

 

 

ふと前方に目をやると50mぐらい先の所で

車椅子を押して玄関の中に入ろうとしている

女性の姿が見えたんですが

どうやら段差があるらしく

一生懸命押しているのに

なかなか玄関の中に入ることができずにいます。

 

 

でもちょうどその時、

そこを通りかかった男性(40代くらい)がいたので

「きっとあの人が助けてあげるだろう」と思ったんです。

 

 

ところがその男性

 

女性が「うんしょ!あせるうんしょ!あせる」と

必死に押しているのを「チラッ」と見ただけで

知らん顔してそのまま行ってしまいました。

 

 

 

 

もうね

 

ホント

 

びっくりよ

 

 

言葉を失うくらい

 

 

 

 

 

 

ほんの一瞬立ち止まって

ほんの少し手を貸してあげるだけでいいのに

そんなこともできないの?

 

 

あまりの情けなさに腹が立ちながらも

その女性のところに急いで走っていきました。

 

 

 

女性が必死に押していた車椅子に乗っていたのは

かなり高齢のお婆さん。

 

多分親子なんでしょう。

 

 

あの男性は90ぐらいの母親が乗る車椅子を

必死に押す70ぐらいの娘の姿を確認したくせに

手も貸そうとせず知らん顔して行ってしまったんだ

 

 

そう思うと更に情けなくて悔しくて

涙が出そうになりながら

「手伝いますよ」といって

その女性と一緒に車椅子を押したところ

車椅子はググッと持ち上がって

玄関の中に無事入ってくれました。

 

 

その女性は私にお礼を言いながら

「先日の大きな地震があった影響で東北に住んでいる母親にしばらくの間こっちに来て貰うことにした」

「でもウチはバリアフリーではなく困っていたので助かった」と教えてくれました。

 

 

その話を聞いて尚更、あの男の行動を情けなく恥ずかしく思うと同時に何とも言えない怒りが込み上げてきた私。

 

 

自分の目の前で困っている老々親子を

助けようとしてあげないなんて

一体どういう神経?

 

どういう生き方をしてきたら

そういう情けない人間になれるわけ?

 

 

でもこれだけは言っておく

 

 

お前の様な奴は絶対ろくな死に方しないからな