女子テニス協会 中国でのすべての大会中止と発表 選手不明で

WTA(女子テニス協会)サイモン会長
 
WTA=女子テニス協会は1日、中国の前の副首相に性的関係を迫られたことなどを告白したあと、行方が分からなくなったと伝えられている女子テニス選手を巡り「中国はこの問題に信頼できる対処をしていない」などとして香港を含む中国でのすべての大会を中止すると発表しました。
(中略)
このほか声明では「彭選手の居場所は明らかになったが、彼女が安全で自由かということや、検閲されたり強制や脅迫されていることに深刻な疑問を抱いている」としたうえで、現在の状況を踏まえて「来年、中国で大会を開催した場合、すべての選手やスタッフがリスクに直面する」などとして大会を開催した場合の安全性に懸念を示しました。

そして、テニス界における中国の経済的な影響の大きさを考慮しても「彭選手とすべての女性に正義がもたらされることを願っている」としています。
(後略)
 

 

 

今や世界の経済は中国なくしては成立しなくなっていますが、それはスポーツの世界も同じこと。
多くのスポーツ企業・スポーツ団体が中国の力と金に頼っています。
 
そしてもちろんWTAにとっても中国は莫大な収益をもたらしてくれる国。
 
でも今回WTAは、その中国をバッサリと切り捨てました。
 
 
なぜならそもそもWTAは、女性のテニス選手の人権を守るために発足された団体だからです。
 
なのにもし今回の彭選手の件を蔑ろにし、中国の権力や金にひれ伏す様なことになれば
WTAの協会概念・協会理念というものから著しく逸脱してしまいます。
 
だからこそ中国のやり方に対して、最初から一貫して徹底的に抗議してきたわけですが、
それでも中国が真摯な対応をすることは一切なく、それどころかIOCのバッハ会長まで担ぎ出し「この問題はもう終わった」としようとしたため、『中国から完全撤退』という伝家の宝刀を抜きました。
 
まさに『正義はここにあり』です。
 
WTAの会長、理事の皆さんに最大級の敬意を表します。
 
 
人権や人の命を無視し、つねに自分が大金を手に入れる事しか考えていないIOCのぼったくりクソゴミ男爵は自分の行いを恥じるべきだし、一刻も早くスポーツの世界から消えて頂きたいです。