こちらの続きです。
2021年レギュラーシーズン最終日
10月4日のエンゼルスーマリナーズ戦は
翔平の初回先頭バッターホームランという
あまりに劇的な展開で幕を開けました。
翔平の第1打席
翔平はまだダグアウトの中にいるのに
スタンドからはマリナーズに対する声援と
翔平に対するブーイングでスタジアム全体が
まるで唸っているように感じるほどの迫力!
マイペースな翔平もさすがに動揺しているのではないかと心配していたら・・・
バットでお湯をグルグルかき混ぜるような真似をしてコーチと爆笑
いつも以上に落ち着いてリラックスしている翔平に唖然
「でもこういうヒリヒリする状況が大好物なんだから当たり前か」
「もしかしたら打つんじゃね?」と思ったら・・・・
カッキーーーン!!!
マジで打ちおった!!!!
スイングが凄すぎてバットが消えてしまっています
じいじボク打ったよ!
おお!ショウヘイ!よくやったの!
ダグアウトに戻ってこの笑顔!
Shohei Ohtani starts #Game162 with No. 46! pic.twitter.com/7XyamGp2tp
— MLB (@MLB) October 3, 2021
翔平の全打席です。
第1打席:46号ソロホームラン(打点1)
第2打席:申告敬遠
第3打席:見逃し三振(大きく外れたボール球がストライクに)
第4打席:申告敬遠
第5打席:空振り三振
3打数1本塁打・2敬遠・2三振・1打点
試合結果ですが、エンゼルスはは7-3でエンゼルスが快勝!
Angels Win.#WeBelieve | #SoCalMcD pic.twitter.com/Wu1UP7XHAn
— Los Angeles Angels (@Angels) October 3, 2021
ヘッポコ下位球団エンゼルスがボコボコとヒットを打ったかと思うと
打てない上にエラー連発のマリナーズ
それが7-3という結果になったわけですが
ファンがみんな言ってました。
「どうして翔平が投げる時にそれができないのか」と。
でもマジそれな。苦笑
「もし今日投げていたら・・・・」と、ついつい思ってしまいますが
本当に今日投手として出ていたら46号ホームランは出なかったのかもしれないし
「やっぱりこれで良かったんだ」と思うことにしました。
翔平は第1打席でホームランを打ったことによりやはり申告敬遠されてしまいました。
また明らかなボールを見送ったらストライクを取られ三振になったり色々とありましたが
最終日に11試合ぶりのホームランが出たことと、打点がひとつ増えて100打点に到達したこと。
それによって「史上初」「前代未聞」の『投打混合クインティプル(100安打、100得点、100投球回、100奪三振、100打点)』という大偉業を達成しました。
が、もしクインティプルを達成していなかったとしても年間MVPは確実にとれるはずです。
そしてこの先、この記録を抜くことができるのは間違いなく翔平だけ。
翔平がメジャーリーグにおいて唯一無二の特別な存在であることを証明するようなものです。
「二桁勝利+二桁本塁打」「本塁打王」をとれなかったことは残念でしたが、それはこの先とれる可能性がいくらでもあるますし、チャレンジする楽しみが増えたと思えば全然OK!
これからも世界中の人を楽しませてくれると思います。
シーズン全162試合のうち打者として155試合に出場し、投打のリアル二刀流での出場は20試合
欠場はわずか4試合だった翔平
疲労による体力低下や病気・ケガをめちゃくちゃ心配しましたが、これといって大事になるようなトラブルにはならず、健康で元気で楽しく過ごせたことが何よりだったと思っています。
こんなにワクワク・ドキドキする日々を送れたのは翔平のおかげです。
高校野球・プロ野球・メジャーリーグに夢中で「野球命」だった頃の自分に一瞬で戻ってしまい、当時の熱量がすぐ甦ってきたことが嬉しい驚きでした。
私に野球の全てを教えてくれて、私を無類の野球好きにしたあの父がまだ生きていたら・・・と思わずにいられません。
きっと二人で酒飲みながら大谷翔平のことを毎日語り合ったと思います。
興奮のるつぼで。笑
一年間本当にありがとう!
この先どんな未来が待っているのかわからないけど、ずっと応援するのみ!
メジャーリーグを見にアメリカまで行くのは
子供の時、父に連れられて行った時以来で感無量です。
まさかこの年になって再びメジャーリーグを見るために太平洋を越えることになるなんて想像もしていませんでした。
来シーズンも病気やケガをすることなく、思い切り暴れて思い切り笑って思い切り笑わせてね!
≪2021年に達成した記録≫
日本人初・ホームランダービー出場
118年ぶり・2番二刀流での出場
MLB史上初・オールスター二刀流出場
MLB史上初・史上クワドラプル100達成
MLB史上初・投打混合クインティプル100達成
ベーブルース以来・4試合13四球
54年ぶり・9奪三振以上2安打3得点
100年ぶり・本塁打リーグトップが先発登板
120年ぶり・8試合以上先発&8盗塁異常を複数シーズンでマーク
アりーグ53年ぶり・先発投手が初回に本塁打
球団史上最多・左打者による40号本塁打
MLB史上初・45本塁打&8三塁打&25盗塁
MLB史上6人目・45本塁打&25盗塁
MLB自己最長・飛距離約143メートル弾
球団史上最速の15号弾丸ライナー
球団史上初・20盗塁&40本塁打
史上初・30試合目までに30奪三振&10本塁打
史上初・開幕から5先発で40奪三振以上&被安打11以上
史上6人目マリナーズ球場右翼最上段HR
≪2021年の受賞歴≫
月間MVP:2回(野手部門:2021年6月・7月)
※日本人史上3人目、複数回受賞は日本人野手史上初
週間MVP(英語版):4回(6/14~6/20、6/28~ 7/4)
ESPY賞「ベストMLB選手」部門
球団MVP(最優秀選手賞)とニック・エイデンハート最優秀投手賞をW受賞
≪参考記事≫