山崎育三郎の「栄冠は君に輝く」にネット感動の嵐「涙出る」「いい声すぎ」「ウマっ!」

第103回全国高校野球選手権大会の開会式が10日、行われた。俳優の山崎育三郎が大会歌「栄冠は君に輝く」を独唱した。

山崎は白いシャツに黒いパンツ姿で登場し、アカペラで独唱。舞台で鍛え上げたビブラートたっぷりの美しい歌声を甲子園に響かせた。

ネット上では数分後にツイッタートレンド入り。「山崎育三郎さんの歌声があまりに素晴らしくて感激致しました」「涙出る」「たまたまテレビつけたら素晴らしい歌声が#山崎育三郎 感動する」「やっぱこの人は歌上手いな」「良い!!#栄冠は君に輝く !!!格好いいぞ!」「山崎育三郎さんの独唱すごい!!アカペラなのがさらに良い!」「山崎育三郎めっっちゃくちゃ歌うまいな。感動した~」「びっくり感動した!!!ウマっ!」「いい声すぎて開会式の入場行進前からたぎる。」などの声が上がっている。

山崎は2020年前期のNHK連続テレビ小説「エール」で「栄冠は君に輝く」を歌った伊藤久男さんをモデルとした役を演じ、ドラマ内で「栄冠は君に輝く」を熱唱した。

山崎は主催者を通じて「今年、甲子園で歌う機会を頂けたご縁に震えるほど感動しています。選手の皆さんには、昨年コロナの影響で大会が中止になり、出場できなかった先輩方の想いも胸に、全力で楽しんでプレーして欲しいです。出場する選手の皆さん、そして、今コロナ禍で戦う全ての皆さんへエールを届ける想いで歌いたいと思います」(原文ママ)とコメントしている。

 

 

 

 

号泣しますたパー笑い泣き

 

 

 

朝ドラ『エール』を涙涙で見ていた私ですが

そのドラマの中で佐藤久志役だった山崎育三郎が歌った「栄冠は君に輝く」は特に強く印象に残っていました。

 

子供の頃から高校野球をずっと熱心に見ていた私にとって
朝ドラの中でこの曲が歌われた事だけで感慨深いものがありましたが、感動してしまった理由はそれだけではありませんでした。
 
 
なかな売れない作曲家だった「古山裕一(窪田正孝)」は第二次世界大戦中、軍の依頼によってつくった『軍歌』が大ヒットしてしまいます。
 
そしてその軍歌を歌ったのが、実力はありながら全く目が出ない歌手だった「佐藤久志(山崎育三郎)」
 
戦時中は人気者となりもてはやされた二人でしたが、終戦と共に日本中から戦犯扱いされてしまいます。
理由はもちろん、その軍歌のせいで多くの若者が「我こそは」と戦争に参加し、命を落としてしまったから。
 
そしてその事が古山裕一と佐藤久志の人生を大きく狂わせていきます。
 
自責の念に苦しめられ、曲が作れなくなってしまった古山裕一と、歌を歌うことができなくなってしまった佐藤久志。
 
でもその二人を救った曲のひとつが
全国高等学校野球選手権大会の大会歌『栄冠は君に輝く』でした。
 
そのこともあって余計に感極まってしまったわけです。
 
 
 
この曲を作詞した加賀大介氏は16歳の時、野球の試合でのケガがもとで右足を切断し、甲子園を断念するしかありませんでした。
 
その後文学の道へと進み、作詞家・詩人として生きる中、高校球児と甲子園への思いを込めて作ったのがこの『栄冠は君に輝く』
 
この曲は決して甲子園での優勝者だけを意味するものではありません。
甲子園に青春を捧げた全ての高校球児に捧げた歌だということを知っておいてください。
 
 
 
 
汚れなき清らかな魂を持つ
高校球児たちよ
 
多くの声援をその身に受け
一球一打に全てを賭けて
悔いを残さず戦い抜け
 
そんな君の頭上にこそ
栄冠は輝くのだ