東京五輪「馬への虐待行為」で海外SNSが大炎上…近代五種女子でドイツコーチが障害を跳ばない馬を殴って追放処分
東京五輪の近代五種女子の馬術で馬を殴ったドイツ代表チームのコーチ、キム・ライスナーが大会からの追放処分を受けた問題が、動物虐待問題として世界へ大きな波紋を広げている。
事件が起きたのは6日。ドイツのアニカ・シュロイの騎乗した馬が障害の飛越を拒否した際にライスナーコーチが「馬を叩け」と指示し、コーチが自らの拳で一度、殴っている様子が映像によって記録されていた。騎乗したシュロイも殴ったが、戸惑い涙を流していた。
国際近代五種連合(UIPM)は7日に映像で確認したところ「拳で馬を殴っているように見える」と判断され、ルール違反であるとして追放処分を下した。 海外メディアは、この問題を一斉に伝えた。
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さすがに「馬術」に関しては全くと言っていいほど何の知識も持っていませんでしたが
今回このニュースを知ってとにかく驚きました。
ルールや勝敗の決め手とか、そういう事は一切知らなかったけど
競馬と同じで「自分が大事に大事に面倒をみて調教してきた馬に乗って行われている」と信じていたからです。
でも実際はそうではなく「騎乗馬は競技当日に抽選で決まる」というルールになっていると知り、「何で何で何で何で!?」と連呼するばかりでした。
近代五種としての理由付けがあるんでしょうけど、競技としてやる場合それってどう考えてもおかしすぎるし理不尽すぎると思うんです。
競技直前になって「はい、じゃあ貴女はこの馬に乗ってね」って言われたって、騎手も馬も無理でしょ?
だって初めて乗る馬を自由自在に扱えるはずがないし馬だって困惑するでしょうよ。
どうして自分が調教した馬を使ってはいけないのか全く理解できません。
競技ルールを見直すっていうことはできないんでしょうか。
ドイツのアニカ・シュロイ騎手、
「金メダルが当然」と言われていた選手だったそうです。
それが「馬が動かなくなる」というアクシデントで最下位に。
どれだけ辛い思いをしていることか。
しかもコーチに「お前も馬を殴れ!」と命令されて仕方なく自分も叩いてしまい、ショックで号泣していました。
あまりに気の毒すぎます。
きっと「東京オリンピック」という言葉を耳にする度、このことが思い出されて、ずっと嫌な思いをしながら生きていくことになるんじゃないでしょうか。
選手を傷つけるオリンピックなんかやる意味ありません。