「精神的な支えになれば」ときょうだいが贈ったサポート犬に襲われ21歳女性死亡(英)
英バーミンガムのキッツグリーンに住むケイデン・バレットさん(Kayden Barrett)の自宅で2月5日、キーラ・ラドローさん(Keira Ladlow、21)がスタッフォードシャー・ブル・テリアのミックス犬“グッチ(Gucci)”に襲われ死亡した。
キーラさんは感情が不安定で衝動的な行動が目立ち、激しい怒りや不安、空虚感に襲われる「情緒不安定性パーソナリティ障害」に苦しんでおり、事故当時はきょうだいのケイデンさんと一緒に暮らしていた。
事故から4か月が経った今月3日、バーミンガムの検死官裁判所で死因審問が行われ、事故当時の様子が明らかにされた。
それによると、すでに息絶えていたキーラさんを発見したのは仕事から帰宅したばかりのケイデンさんで、午後2時頃のことだった。キーラさんは居間でうつ伏せになって倒れており、部屋の隅にはグッチが小さくなってうずくまっていた。
グッチは昨年10月、ケイデンさんがパーソナリティ障害を抱えるキーラさんに贈った保護犬で、以前の飼い主はグッチが他の犬を噛んだため手放していた。
ケイデンさんは審問で、次のように述べた。
「グッチは人間を噛んだことはなく、僕たちきょうだいとはとてもうまくやっていました。ただ事故前夜、キーラは僕にこう言ったのです。『グッチに噛まれるような気がして怖い』とね。」
「僕は『薬を飲まないから、そんなことを考えるんだ』とキーラをなだめ、翌朝早く仕事に出かけました。その時グッチは、キーラのすぐ隣で一緒に寝ていたのです」
「そして帰宅すると、天井から2階のシャワーの水が垂れ、キーラが血まみれで倒れていました。」
「僕はどうしていいのか分からず、パニックに陥りました。警察を呼んで事情を話しましたが、事故に責任を感じています。僕はいつもキーラを守ってきたのに…と悔やまれてなりません。」
ケイデンさんによると、グッチとキーラさんの関係は良好だったそうで、何が事故の引き金になったのかは未だに分からないという。
グッチはすでに安楽死されており、検視官助手のレベッカ・オリヴィエさん(Rebecca Ollivere)は「あの日、このような悲劇が起こるとだれが想像できたでしょう」と述べ、事件性がないことを強調した。
このニュース、
腹立たしくて悔しくて仕方がありません。
亡くなったキーラさんは
気の毒だったかもしれないけど
安楽死させられたグッチだって可哀相すぎます。
結局、バカな人間たちのせいで
犠牲になってしまったワンコだからです。
まずグッチの最初の飼い主だけど
もし愛情を持って大切に飼っていたなら
「他の犬を噛んだから」という理由ですぐに手放したりしません。
ドッグトレーナーに預けて躾し直してもらうなど
どうにかして一緒に暮らせるように努力するはずです。
でも「もういらない」と言わんばかりに
飼育権利と飼育義務を放棄してしまいました。
そしてケイデンさんですが、
「他の犬を噛んだから」という理由で放棄された犬を
なぜ精神疾患のある妹に与えたんでしょうか。
「サポート犬」となっていますが、勝手にサポート犬にしてしまっただけで
グッチは人間を助けるために訓練されたサポート犬ではなくただの保護犬でしょ?
そういうワンコを精神疾患のある妹に与えた時点で間違っているしグッチにしたって大迷惑です。
感情が不安定で衝動的な行動が目立ち、激しい怒りや不安、空虚感に襲われる「情緒不安定性パーソナリティ障害」の妹に犬でも与えておけば少しは良くなるだろう、っていうその安易な考えが引き起こした悲劇なんじゃないんですか?
「犬が人や犬を噛む」というのには様々な理由がありますが、決して狂暴な犬だから噛むということではなく「怖いから噛んでしまう」というケースの方が多いといいます。
グッチも何らかのトラウマを抱えていて、ちょっとした異変に怯えて噛んでしまう犬だった可能性だって大いにあると思うんです。
なのにその犬の飼い主が情緒不安定で突然大声を出して怒り狂ったり泣き喚きながら暴れたりする人だったらどうなりますか?
怖くて怖くて「もうやめて!!」って
噛んでしまうのは当たり前だと思いませんか?
それにケイデンさんが知らなかっただけで、もしかしたら激しい怒りで興奮したキーラさんが
グッチに対して怒鳴ったり物を投げたりしていた可能性だって考えられますよね?
今となっては真実を知る由もありませんが
とにかく今回のこの事故は
無責任で軽率な人間たちのせいで起こった悲劇で
グッチはその被害を被っただけです。
前の飼い主がちゃんと面倒をみてあげていれば
ケイデンさんが病気の妹に与えたりしなければ
ケイデンさんも死なずに済んだし
グッチは殺されずに済んだんです。
それだけは間違いありません。
キーラさんは居間でうつ伏せになって倒れており、部屋の隅にはグッチが小さくなってうずくまっていた
涙がとまらない。