ちょっと長めの文章になりますが

ぜひ最後まで読んみてください。

 

 

思わず自分の目を疑う様なことばかり書かれていて絶句すると思います。

 

 

医学部受験で9年浪人 〝教育虐待〟の果てに… 母殺害の裁判で浮かび上がった親子の実態

 

 

医者になるよう強く要望した母親を殺害し、遺体を損壊、遺棄した長女の裁判があった。9年間の浪人生活を送り、母の異常な干渉で追い詰められていた被告を、判決は「同情の余地がある」と判断した。教育虐待がエスカレートし、行き着いた悲劇的な結末。一体何が起きていたのか。

2018年4月、桐生しのぶさん(58)の切断された遺体が滋賀県内の河川敷などで見つかった。県警は同年6月、大学病院で看護師として働き始めていた31歳の長女のぞみ被告を死体遺棄、損壊容疑で逮捕、9月には殺人容疑で再逮捕した。

今年2月に確定した大阪高裁の控訴審判決によると、のぞみ被告は滋賀県守山市内の当時の自宅で、しのぶさんの首を包丁で刺して殺害し、3月10日までの間に遺体をのこぎりなどで切断し捨てた。

裁判資料と被告への取材によると、のぞみ被告(34)は一人娘だった。昼夜を問わずメンテナンス 関係の仕事をしていた会社員の父は、小学校高学年の頃に社員寮に別居。それ以来、のぞみ被告は母と2人暮らしだった。

母はのぞみ被告が幼い頃から、通信教材を買い与え、将来は医師になることを切望した。被告自身も、手塚治虫の漫画「ブラックジャック」に憧れ、外科医の夢を抱いた。しかし中高では成績が伸び悩み、大学受験を控えた高3の頃までに、自身の希望は薄れていた。

それでも母は願望を曲げず、自宅から通学圏内の国公立大の医学部医学科に進学するよう要求した。のぞみ被告は2005年、現役で国立大の医学部保健学科を受験し、不合格だった。だが母は、親族に対して「合格した」とうそをつき、のぞみ被告にも従うよう求めた。

のぞみ被告は母の束縛から逃れるために就職を考えたものの、当時未成年だったこともあり、母の同意を得られず実現しなかった。束縛はエスカレートした。母は自由な時間を与えないようにと、一緒に入浴するよう求めた。携帯電話は取り上げられていた。

被告は3回にわたり家出をしたが、母が手配した探偵や捜索願を受けた警察に見つかり、家に連れ戻された。

 

のぞみ被告の心は疲弊しきっていた。母から解放されるために、殺害したいと思うようになった。事件直前の18年1月にはインターネットで、刃物で死ぬ自殺方法や、頸動脈を切って即死させることができるかなどを調べた。

いろいろと追い詰められてきたなあ。チャンスは何回もあったのに決め切れてなかったことが悔やまれるぞ」「早く決めよう。怖じ気づくな。やっぱり明確で強い思いがないと無理だということがわかった。一応準備だけした」。メモ帳代わりに使っていたGメールの下書き機能を使い、そんなメモも残した。

1月中旬に受けた助産師学校の試験は不合格だった。大学病院への就職手続きの期限が1週間後に迫り、母に「看護師になりたい」と本音を打ち明けた。だが「あんたが我を通して、私はまた不幸のどん底にたたき落とされた」と一蹴される。

その後、母は夜通し怒鳴り続けた。被告の我慢は限界に達していた。

二審での被告の供述によれば、その日深夜、就寝前の母の体をマッサージした際、うつぶせになる母の首をもみ終えると、母は寝息を立てていた。被告は寝室に隠していた包丁を取り出し、母の首の左側を刺した。「痛い」という母の声を聞いて怖くなり、もう1、2回刺した。

「モンスターを倒した。これで安心だ」。ほっとした被告は、自身のツイッターにそう投稿した。

口から血を流し動かなくなった母を横目に、ずっと見たかった民間ボディーガードの主人公が活躍するドラマ「BG~身辺警護人~」を見た。肩の荷が下りたような感覚になっていた。遺体に毛布を掛け、その日は寝た。母の遺体を切断し、両手と両足を燃えるごみに出し、胴体は丸形ペールに入れて運び、守山町の旧野洲川の河川敷に捨てた。自宅から約250メートルしか離れていなかった。

 

 

 

 

 

「長年に渡って受け続けた虐待の影響で心神喪失状態だった」ということで、ぜひ無罪にして欲しいです。

 

 

 

もしこの母親を殺さなかったら彼女は自殺をしていたと思うんです。

 

つまり自分の命を守る唯一の方法が、母親殺害だったということになります。

 

 

だって彼女は3回も「この母親の元から逃げる」という最終的な努力もきちんとしているじゃないですか。

 

それを探偵を雇ったり警察に捜索願を出してまで連れ戻されてしまったら

もうどうしようもありません。

 

 

一分一秒たりとも自由にさせないためにお風呂まで一緒に入るって

もはや「毒母」ではなく「猛毒母」です。

 

 

一緒にいようものなら即死してしまうほどの猛毒を持つ母親。

 

自分の虚栄心や承認欲求を満足させるために

娘の自由も権利も尊厳も全て奪って虐待し続けた母親。

 

 

キチガイだったのは娘ではなくこの母親の方です。

 

 

娘はただの被害者で

何の罪もありません。

 

 

本当に気の毒すぎて言葉を失います。