アパレルの福袋を買ってはいけない。中身を隠す理由とは…
 
 
 
 
アパレルの福袋は基本的に買わないことがオススメです。

アパレルショップは在庫をさばくことが何より大事なので、漬物石と化した型落ち品をここで放出しようと毎年「福袋」を大活用します。
 
特に「中身を隠す」福袋は要注意です。
「中身を隠す」理由はたった一つ、それは「見られちゃ都合が悪いから」です。
「福袋でカスみたいな服が入ってたら、もう二度と来なくなるじゃん?少しは良いものを入れるでしょ?」 と思う人もいるかもしれませんが残念ながらそれは見当違いです。
 
福袋を買うお客様の思考は「普段は買えないけど、福袋なら思い切って買ってみよう!」というもので、普段買えない層…つまりブランドがターゲットしていない層にアプローチするのが福袋なのです。
なのでそうした人たちに見限られてもブランドとしては実は痛くも痒(かゆ)くもないということです。

 

 

百貨店でアパレルと雑貨と食品の販売を経験した私の率直な感想を言うと・・・

 

アパレルの福袋ほどピンキリで当たりハズレが多い物はありません。

それは間違いないと思います。

 

特に昔のアパレルの福袋は本当に酷かったもので

各店舗・本社・支社・工場に残っている売れない在庫品を

ここぞとばかりに詰めたものです。

 

でも日本人には

「福袋=超お買い得」という概念が染みついているので

ゴミを詰め込んだ名ばかりの福袋が飛ぶように売れて

会社側は笑いが止まらない状態。

 

 

ただし「何じゃこりゃ!ポーンあせる」といった

ゴミの様な物ばかりではなく

本当にいい物も入れておくショップは昔からありましたし、

それは今も同じではないかと思います。

 

つまり、酷い物ばかり入っているか

いい物もちょっと入っているか

いい物がたくさん入っているかというのは

そのショップの方針によって全く違うということです。

 

そしてそれは雑貨もほぼ同じだと思って間違いありません。

 

 

そんな中、唯一

「絶対に損はしない」「買った方がいい」

というのが食品の福袋です。

 

食品の場合、

「5000円分の商品を3000円にしてある」

「3000円分の商品を1500円にしてある」という事と

「3000円の福袋の中身はコレ」

「1500円の福袋の中身はコレ」という事を

前もって公開している事が殆どのため

ハズすということがまずありません。

 

若い方はあまりご存じないかと思いますが

食品の福袋ってアパレルも真っ青な

すんごい大戦争なんですよ~パー滝汗あせる

 

 

 

そして「福袋」と言えば必ず起こるのがトラブル。

 

「お一人様一点限り」と言っているのに

一人で何個も買おうとする人や

横から割り込んで買おうとする人。

 

「福袋は返品不可」って厳重注意しているのに

「やっぱりいらないから返品して」と言ってくる人。

 

福袋を何個か買って、いらない物だけを袋に戻し

「返品するから返金して」と言ってくる詐欺まがいの人、などなど。

 

 

この話は長くなるのでまたいつか

日を改めて書きたいと思いますパーウインク

 

 

 

≪今年最後に格言≫

 

アパレルの福袋を毎年大量に買い込む人は

絶対貧乏、一生貧乏、死ぬまで貧乏