血液1滴でがん13種99%検出 東芝、20年から実証試験

 

 

東芝は25日、1滴の血液から13種類のがんいずれかの有無を99%の精度で検出できる技術を開発し、2020年から実証試験を始めると発表した。
東京医科大や国立がん研究センターとの共同研究に基づく成果で、数年以内の実用化を目指す。

血液中に分泌される「マイクロRNA」と呼ばれる分子の種類や濃度を検査し、乳がんや膵臓がん、食道がん、胃がん、大腸がんなど13種のがんについて、ごく初期の段階でも発見できる。実用化すれば、生存率が高まることが期待される。
 
東芝はRNAを短時間で簡便に検出できるチップや小型機器の開発に成功した。
2時間以内に結果が判明するという。
 
【出典:共同通信
 
 
 
この検査機器が実用化されれば、ステージ0(ゼロ)という
本当に「初期の初期」といったがんまで発見できるそうです。
 
がんの一番怖いところは、かなり悪くなるまで
痛みなどの症状が出ないことが多く
「最近何だか調子が悪い」といって病院に行った時にはもう
「ステージ3」とか「ステージ4」といった告知をされてしまう事だと思うんです。
 
昨日まで「ちょっと疲れが溜まっているのかな?」ぐらいに思っていた人が
突然余命宣告されてしまうなんて、こんなに恐ろしいことがあるでしょうか。
 
 
つい先日も、患者さんがある日突然医師から
がん告知される実際の映像を見て
ものすごいショックを受けてしまいました。
 
そして「もしこれが自分だったら、私はどうするんだろう」と
自分のこととしてリアルに考えたら
あまりにショックで眠れなくなってしまったほどです。
 
 
でもこういった検査機器が実用化して
誰でも簡単に検査が受けられ、即結果が分かるようになれば
がんによって不本意な死・無念な死を迎える人がグッと減るはずです。
 
国もおかしな事に無駄遣いばかりする余裕があったら
こういう研究に是非とも多大なる協力をして頂きたいものです。